「からだとこころのケアデザイン」プロジェクト 活動レポート Vol.08
JID ケアデザイン in 金沢開催報告
北・東日本エリア「からだとこころのケアデザイン」プロジェクト
リーダー 小林秀徳
今回のケアデザインプロジェクトでは、金沢での興味深い施設の見学、デザイン関連イベント参加や地元の専門家を交えてのミニフォーラムなどの開催をしました。
東京を離れいつもと違った視点で、ケアデザインの可能性を金沢の土地や人達と交流し美味しいものを食べながらと、総勢6名のメンバーで秋分の日を挟んだ連休での一泊二日の中にたっぷりと中身の詰まった企画です。
初日は「シェア金沢」という敷地約3600㎡の中にサ高住等の高齢者施設を中心に学生向け住宅、児童入所施設や学童保育施設そして温泉施設を併設させたひとつの街を思わせる構成の施設見学で、他と大きく違うところは一般の方達が気軽に入れる雰囲気があり入居者の方達との距離感の近さを感じることでした。
午後からは寺町のシェア町家「風心庵」を見学し、庵主の土田義郎氏(金沢工業大学建築学科教授)から「心を癒す音環境づくり」のお話をうかがった。
その後、金沢美術工芸大学の石引アートベースをお借りしミニフォーラム「ケアデザインの可能性を考える」を開催し、金沢を中心に活動をされている5人の講師をお招きして、それぞれ異なる領域の試行・実践に基づく興味深いプロジェクトのお話しをお聞きすることが出来ました。
また開催にあたり、石川県インテリアデザイン協会、(一般社団法人)ユニバーサルデザインいしかわ さまにご協力を頂きました、改めてお礼申し上げます。
その夜は東茶屋街を散策した後に美味しい和食・日本酒を参加者一同、美味しく食事。
翌日の午前中は金沢海みらい図書館にて金沢美術工芸大学生によるホスピタリティーチェア・デザイン提案の講評にオブザーバーとして参加し、今現在のデザイン教育の場を体験させて頂きました。
その後は兼六園から鈴木大拙館を皆で散策して金沢駅にて解散です。
参加者の皆さまお疲れさまでした。
また来年度もこのような企画を計画し「ケアデザインのこれから」を考えてまいりたいと思います。
寺町のシェア町家「風心庵」にて
石引アートベースにて
シェア金沢
金沢海みらい図書館<ホスピタリティーチェア・デザイン提案>
鈴木大拙記念館