メンバーズSALON
フィンランド・フィスカルス村の工芸作家展
西日本エリア 八十 常充
手前はAnneli Sainioの陶器。
奥の家具はTomoshi NaganoとKari Virtanen
Matti Soderkultalahtiの木目を活かしたボウル容器。
奥はKari Virtanenのこども椅子
Antrei Hartikainenの審美性を重んじた
様々な木のスプーン
Ari Turunenの自然の素材を活かしたアクセサリー
会場で懇談するカリ氏ら
会場でカリ・ヴィルタネン、坂田ルツ子、
大野美代子姉 妹、八十
カリさん、ルツ子さんと日本酒で乾杯
11月8日、西宮市苦楽園のギャラリー"ストラッセ"で開催の「フィスカルスデザインビレッジの工芸作家展」を観て来ました。
フィスカルスデザインビレッジは、フィンランドの首都ヘルシンキの西方85kmにある住人約500人の小さな村で、約360年前に製鉄で栄えた村は企業の移転で寂れたが、その後クラフトマンやアーティストが集まり、今は自然の中で生まれたアートの発信で世界から注目されています。
○出展者紹介
(工芸作家展案内パンフレットより)
・Kari Virtanen 家具作家
フィンランドを代表する家具作家。木の特性を活かしたシンプルなデザイン。
自身の家具会社NIKARIを主宰し、昨年竹中大工道具館に椅子200脚採用。
・Ari Turunen ジュエリーアーティスト
海辺や森などで自然がつくり上げた破片、松毬などの素材を組み合わせて、ジュエリー、オブジェ、アクセサリーとして新しい命を再生。
・Matti Soderkultalahti 木工作家
フィンランド産の硬い木をロクロで加工し、ダイナミックな木目を活かし、
薄い器は加工後のヒズミにより微妙に変形したフォルムがユニーク。
・Anneli Sainio 陶芸家
モルディングした皿やボウルは丸と四角のシンプルなデザイン。
あらゆる生活シーンにマッチするデザインを追及。
・Tomoshi Nagano 家具作家
フィスカルスの家具メーカーNIKARIに勤務。帰国後京都宇治市に㈱永野製作所を設立し、オリジナル家具とNIKARI社製品の製造販売。
・Antrei Hartikainen 木工作家
視覚的な外観と完璧な形状を木工作品に追求。機能性というより審美性を重んじた作品に触れて喜びを感じてほしい。
2日後の10日、カリ・ヴィルタネン氏は竹中大工道具館へ表敬訪問、日本古来の大工道具や建築様式を興味深く見学。その後、三宮の日本情緒豊かな炉辺焼きの店で、フィスカルスでお世話になった数人と懇談をいたしました。