メンバーズSALON
フィンランドに日本の伝統文化「茶道」を紹介
西日本エリア 大野晃貴彦
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「茶箱セット」によるお作法の様子
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お点前の様子
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Japan Week会場前でマー君と私
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「茶箱セット」
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アアルトのスタジオ
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テンペリアウキオ【岩の教会】
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2012年完成のカンピ礼拝堂【木の教会】
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礼拝堂内部
10月20日から26日まで、ヘルシンキで行われた(社団)日本親善協会主催の"Japan Week"に参加、24日には「茶の湯」の実演を行いました。
実演は5~6名を1組として2組×4回、約50名の方々に、私が企画・製作した「茶箱」で薄茶を楽しんでいただきました。
お茶の一連の作法と'も・て・な・し'で日本の代表的伝統文化や精神性を体験していただきました。
参加を希望される方が多く、見学席を設けて雰囲気だけでもと思い最初の挨拶では茶の湯の文化を紹介し、その後茶の湯の実演を行いました。
終了後も質問の時間を設け「日本のお茶」への理解を深めていただきました。
質問の多くは、日本での生活の様子やお茶の精神性に関する質問が多く、フィンランドの人々はお茶への関心が高いことを感じました。
今回の実演には、裏千家の師範で通称'マー君'にお手伝いをして頂きました。
通訳もしていただいたので助かりました。
彼の話では、フィンランドはヨーロッパで唯一四季がありサウナの利用の仕方がお茶の作法や精神性に通じるものがあるとのことでした。
今回の実演参加は地元の方々の協力も得られ、日本の伝統文化を紹介出来たことは大変楽しく有意義な機会でした。
今回ヘルシンキ郊外にあるアルヴァ・アアルトのアトリエと自邸を訪れました。洗練されたデザインの数々や空間構成はとても刺激的で今も活躍されていた頃の雰囲気が伝わって来ます。
フィンランドは、デザインの国として環境が整っているようです。
ミュージアムやデザインショップも沢山あり、コンパクトな街に新旧の建物がバランス良く建ち並び、中央駅や多くの教会も見どころが多く、美しい。
港から舟で30分のスオメリンナ島は、島全体が世界遺産でスウェーデンやロシアからの国防の歴史を物語る島として、市民が憩う場として親しまれ若者のアーティストが滞在し活動の拠点となっているようです。
まだまだ見残したところも多く、もっと時間が欲しい・・・
フィンランドの人々は誠実でやさしく、しかも美しい人が多い・・・でした。