JIDnews 283

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。

ミラノサローネ2019報告会 at IHPC

 

西日本エリア担当理事 酒井コウジ

 西日本エリアでは、WIWプレイベントとして5月24日(金)15:00~17:00 ATC輸入住宅促進センター(IHPC)に於いて、デザインカンファレンス「ミラノサローネ2019報告会 at IHPC」を行いました。
 テーマは、たっぷり話します!「ミラノサローネ2019」を橋本征子氏から、「次なるトレンド、新しい時代の予感?サローネを終えて」を安多茂一会員に。共にミラノサローネ出展当事者であり、ミラノのトピックスやトレンドなど見所をたっぷり解説して頂きました。
 橋本さんからは、注目するミラノサローネの様子を多数の写真と軽快な口調でお話をして頂きました。又海外ならではの出展者としての苦労話も魅力あるミラノだなと思える盛りだくさんの情報をご紹介頂きました。
 安多会員からは、今年のミラノサローネの見えるテーマではなく、各デザイナー、各ブランドが出している展示の背景に一体何があるのか?と言う話をして頂きました。
 トップデザイナーのこの数年の動きから見えてきたこと。また、#Empathy(共感)、#Trantion(トランジッションという、乗り換えよう、新しい道を見つけよう)、#Trust(いかに信用をつくるか!)、#Sustainabilty(継続的な社会を導く為に、デザイナーはサスティナビリティをしていかなくてはならない)、 #Duality(2面性)などのキーワードをヨーロッパのデザイナーは、どの様に捉えているのか、どの様な活用をしているのか、各会場の模様を交えてデザイン分析した内容を詳しく解説をして頂きました。
 100人を超える参加者の皆さんは、とても真剣な眼差しでペンを執る姿も多く見受けられ、良かった、勉強になったとの声も多数頂けて、盛会のうちに終えることが出来ました。

 今回のデザインカンファレンスから見えてきた事は、ヨーロッパのデザイナー達は、社会の為に、社会をより良くする動きの出ている。ここ最近のミラノサローネでは、これらの動きが顕著に現れている。
 日本でもデザイナーとしてどの様に生きて行くのか?最良な方法を考え直す時代が来ているのではないでしょうか?
デザインカンファレンスでは、ヒントやアイディアが見つかる事を願い各地で開催しています。
 この秋には、関西と名古屋での開催を予定。皆様のご来場をお待ち致します。

Design Conference-ATC

橋本征子氏

 司会進行は、酒井理事

 会場風景

 

 安多茂一会員

 

 会場風景

 参加者との集合写真