JIDnews 266

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。

「からだとこころのケアデザイン」プロジェクト 
 オープンミーティング開催報告

北・東日本エリア からだとこころのケアデザイン
サブリーダー 原山英弥

『暮らしにつながるケアデザイン』
高齢化の進む現在、私たちがいつでもどこでも、安心して心地よく暮らしていけるにはどうしたらよいのか・・・をテーマに、去る10月28日(火)Ozone 8F会議室に於いて、
「からどとこころのケアデザイン」プロジェクトの今後を一緒に話し合うオープニングミーティングを開催しました。

このミーティングは、ケアデザインに関心のある方を対象に、時間の取れるときに興味のある分野に参加して頂き、これまでJIDの活動にかかわることの少なかった方々とも活動していきたい。外部に開かれたプロジェクトに育てていこうとの思いから、オープンミーティングと銘打ってプロジェクト運営の形ではなく参加いただきました。

当日は、プロジェクトのこれまでの活動内容を振り返り、今後の「5カ年計画(案)」をもとに、お集まりいただいたサポートメンバー達と、忌憚ない意見交換を活発に行いました。
ケアデザインには、高齢者だけでなく、障害のある方、疾病や傷病による突然のハンディキャップ、子供や女性などの身体的弱者へも着目したユニバーサルデザインの観点も要るのでは・・・いや対象範囲は絞った方が・・・、出版は労力が掛かり過ぎるからWEBで電子書籍の方がよいのかどうか・・、デザイン展を開くのであれば、2018年のJID60周年に行った方がよいのでは・・・、等々。
5カ年計画(案)概要:
・2014 「ケアデザインに求められること」~現場事例に学ぶ (施設見学)
     12/3(水)スピンオフ・セミナー<スウェーデンホスピタルアートと
     ケアデザイン> こころのケアに着目し、北欧展と連動
・2015 「ケアデザインに求められること」~ひとつの答えとして
     <新規開発(仮)?ーtable>
・2016 「ケアデザインに求められること」~可能性を探る <JIDアワード応募>
・2017 「ケアデザインに求められること」~出版<内容未定>
・2018 「ケアデザインに求められること」~ケアデザイン展準備プロジェクト発足
・2019 「(仮称)ケアデザイン展2019」
     プロジェクトの集大成&オリンピックに向けて 
・2020 新たなテーマで・・・

次回は、プロジェクトの具体案について、ディスカッションを行います。
今後も、広く皆様とご一緒に、「からだとこころのケアデザイン」を軸に、だれもが暮らしやすく「自分らしくいきる」こと、そのためにデザインで貢献できることを、多角的に探っていきます。皆様奮ってご参加ください。