「JID AWARD 2020」審査中間ご報告
選考委員会 委員長 米谷 ひろし(文)清水 忠男
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う行動自粛要請は選考委員会の活動にも影響を及ぼし、5月17 日に開催された委員会は、初めてZOOM オンライン会議の方式をとりました。また、その会議による重要な結論も、すでに募集を開始していた「JID AWARD 2020」応募締め切りを、ほぼ1ヶ月延期する、ということとなり、5月20 日には「応募期間延長のお知せ」がウエブ上にて発表されました。
改訂された締め切り日、6月30日までに応募されたのは、スペース部門が124件、プロダクト部門が12件、NEXTAGE部門が20件。計156件というのは、主催者側としては、予想を上回る数でしたし、応募者側としても、十分な時間をかけて準備することが出来たのではないでしょうか。多くのレベルの高い作品を期待しましょう。
第1次審査では、これらの作品のコンセプトと画像データをウエブ上にて各審査委員が採点。第2次審査会では、会場に集まって、その結果を検討し、スペース部門では現地審査の対象を、またプロダクト部門では現物審査の対象を絞り込んで、次のステップに進みます。
例年ですと、現地審査は7月に行われるのですが、今年度は8月。その頃には、新型コロナウイルス感染騒動もやわらいで、各委員が感染を恐れることなく審査担当物件を訪れることが出来ることを祈っています。