JIDnews 289

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。




あつまれキッズデザイナー
    「飛び出すカードで気持ちを伝えよう」
       ステイホーム型ワークショップを実施

 

副理事長 小野上勝志

 2020年のJIDキッズワークショップは新型コロナウイルス感染症のため、例年は夏休みに開催のワークショップも中止を余儀なくされました。しかし発想を変えて自宅での参加が可能なステイホーム型のワークショップを企画し、11月~12月に《あつまれキッズデザイナー「飛び出すカードで気持ちを伝えよう」》を実施しました。
 今回は、「コミュニケーション」をテーマにしたワークショップで、《平らな紙をいくつか折りたたみ、二つ折りにした台紙に貼り付ける。台紙を開くと折りたたまれていたものが立体となって飛び出す仕組みのメッセージカードをデザインする。そして、大切な人にメッセージを送る・・・受け取った人は、送る人からのメッセージに元気や優しさをきっと感じてくれる》内容で計画しました。

 自宅で制作した作品の写真データを、JIDにお送り頂き、順次JIDのWebサイト[JID Kids design workshopキッズギャラリー]に掲載し、作品の発表の場とする。
 また、これまでに実施したワークショップの作品も順次掲載し、キッズワークショップのアーカイブとして運営していく予定です。
 ステイホーム型のワークショップの開催により、京都府、大阪府、富山県、岐阜県在住の方々からの申し込みもあり、参加者が全国に広がりはじめました。

 私達はこれまで将来を担う子どもたちと共に、デザインの体験から学ぶ「キッズデザインワークショップ」を実施しております。JID50周年に記念事業としてスタートし、現在まで持続可能な事業として継続してまいりました。引き続きSDGs的な活動も考慮し、キッズワークショップの方針に沿ったリアルなワークショップ、ステイホーム型ワークショップを検討いたします。
 2021年はOlympic開催の年でもあり、さまざまな交流の機会が予測されますので、今回の企画をブラッシュアップし、ニーズに合ったワークショップを計画して行きたいと考えています。
 また、キッズデザインプロジェクトの第2ステップとして「キッズへのデザイン教育に関する研究会」をスタートさせ、デザイン教育の有り様の研究をしていく予定です。
 ご興味のある方は、ぜひ研究会にご参加下さい。 (お問い合わせは事務局まで)

今回もリビングデザインセンターOZONE、(公社)インテリア産業協会、新宿区、㈱エーディコア・ディバイズ、大樹生命保険㈱様を始め、多くのステイクホルダー様からのご支援でキッズプロジェクトを推進しております事を、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
引き続きご支援を宜しくお願い申し上げます。

■事業概要
・申込期間:2020年11月~12月
・対   象:小学生 (親子でご参加下さい)
・組   数:30組 (定員になり次第締切)
・教 材 費:1点につき 1,000円~ (参加費 Web 掲載料含む)
・企画運営:JID小川和彦、 小野上勝志、 櫻井良樹、
      icon小玉靖子、 田中みつ子、 広田恭子 (50音)

主催:公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会 (JID)
   一般社団法人 日本インテリアコーディネーター協会 (icon)
後援:公益社団法人 インテリア産業協会 、 新宿区
協賛:株式会社ワーロン、 大樹生命保険株式会社、 カリモク家具株式会社、
   柏木工株式会社、トーソー株式会社、
   学校法人環境造形学園専門学校ICSカレッジオブアーツ
協力:株式会社エーディコア・ディバイズ、 リビングデザインセンターOZONE