C-Chairとテーブル用ステッキホルダーのご紹介
からだとこころのケアデザインプロジェクトリーダー 原山英弥
からだとこころのケアデザインプロジェクトでは、これまでに、高齢者に優しい椅子C-Chair」をデザイン開発し(図1)、幾つかのケア施設にて使われてきました。
C-Chair
その後、高齢者に必要とされる身近なものとして、テーブル下の任意な位置に取付けられるステッキホルダーのデザイン開発を行い、意匠登録も済ませ、実製作に入ろうとしています。このスッテキホルダー(仮称「ぶ・ら・ん・こ」)は、片手に納まるほどの小型の木製で、その切り込み部分にステッキを引っ掛けます。その上部のマジックテープによって、テーブル下面の使い易い位置に着脱可能。ステッキの握りがテーブルの下に納められるので、視覚的な妨げにならず、また、テープによってブランコ状となっているため、体が当たっても逃げて、痛くありません。(図2)
スッテキホルダー(仮称「ぶ・ら・ん・こ」)
「C-Chair」も「ぶ・ら・ん・こ」も、その販売によって生じるロイヤリティー等は、わずかながら、(公)日本インテリアデザイナー協会に納められます。皆様がデザインを手がけられている施設や住宅などで、高齢者の利用が想定されている対象において、ぜひご利用をお奨めいただきたく、お願い申し上げます。