JIDnews 279

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。



H30・H31年理事 所信

 

理事長 丹羽浩之

前回理事会にて推挙いただき平成30年度 理事長を拝命いただきました中日本エリアの丹羽浩之と申します。

私は2011年にJIDに入会、中日本エリアからの本部理事となって2年と歴も浅く、JID自体の歴史なども含め、理解できていない部分が多々あります。

JIDについて今まで60年積み重ねてきた会員皆さまの活動の歴史やIFIという国際インテリア団体の唯一の日本のメンバーでもあり、公益社団法人というインテリアデザインの団体としての「格」というものが存在している団体と認識しています。
しかし、現在の社会状況の中で、新たな会員を増やせずにいます。そのような状況で、JID理事長を拝命したからには60周年という節目のイベントにおいて JIDの核となる要素の再ブランディングをし、他インテリア団体・空間系デザイン団体との協力も視野に入れながら新たなJIDにしていく必要があると思います。

・60周年にてJIDの歴史・立ち位置についての訴求、これからのJIDの発信
・国際団体との積極的な協調で、JIDの「格」アピール
・会員メリットとしての報酬基準ガイドラインの内容更新
・JIDアワードの進化、他アワードとの連携
・賛助会員交流の活性化、メリットの創出
・各エリア同士や本部との情報共有
・上記全てにおいて告知・情報発信ツールに見直し

JIDの意義としては
インテリアデザインという領域に関わる「もの」「こと」「人」をそれらを包み込む空間のデザインや家具のデザインを通じて、そして「デザインという力」でより日本がより豊かな住環境になるよう活動していくことです。
そのために「JIDを再構築」させ、より活況な状態にしないといけません。
社会は変化しているのにJIDが変化しないわけには行きません。
JIDの歴史も埋没させるにはもったいないのです。

「次のJIDを目指して」「JIDを再構築」


副理事長 井出昭子

この度、副理事長を重任いたしました井出でございます、ご挨拶を申し上げます。
JID創立60周年を、大きな変革期を迎える好機と捉えて、新体制を率いる丹羽理事長の元、理事全員と協働し様々な課題に取り組み責務を推進して参ります。
またテーマ「結・YUI」と掲げての記念事業活動を通じて、これまでのJID60年間の社会貢献活動の基盤とご縁を大切にしつつ、JIDだからこそ出来ることを念頭に置き、インテリアデザインの新たなビジョンを見出し、皆さま、インテリア産業界、国際社会に共感を得られように、そのビジョンと「新しいデザイン価値」を発信しするため微力ながら尽力する所存でございます。
今後も更なるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


副理事長 小野上勝志

「JID創立60周年を迎えて」
JIDは、2008年に創立50周年を終えその後、瞬く間に60周年を迎える年となりました。  この間、デザインの世界も多様化が予想を上回るスピードで進み、私たちを取りまくマーケットをはじめ社会環境は大きく構造的に変化しております。
このような状況のなかで「持続的な成長の実現」に向け、JIDの組織力の強化及び体質の改善が喫緊の課題であることを認識し、方針に基づいて、
〇創立60周年記念事業を「組織の活性化」 の視点で推進 
〇公益事業、共益事業のバランスの取れた効果的活動による「収益体質の強化」 
〇会員・賛助会員への「サービスの向上」
を念頭に取り組んでまいりたいと思います。

変化の激しい時代においては、会員一人ひとりが現実を直視し、自らが変わる必要性を実感しなければ、世の中の期待に応えていくことは出来ないです。
会員の皆様のご協力を宜しくお願いします。


理事 飯田一博

今年度で理事に就任5年目を迎え、本部とエリアを少しでも繋ぐ役目になればと思っていますが、なかなか難しいと痛感しています。あと2年、JIDを次の世代にバトンタッチを出来るように力不足ではありますが、頑張りたいと思っています。
学生のインテリアデザインコンテストも13回を無事終えました。
WIWも3年目を終え、南日本エリアでも2017年と2018年の2回参加する事が出来ました。また、昨年度からJID60周年に向け、エリア内でも会員と企画検討を行っています。
南日本エリアの新しい事業や会員の交流はもちろん、本部とエリア、各エリアの情報や人との交流ができるようにJID60周年のテーマ「結」繋がりから結びつきの場・新たな交流の場へと思っています。


理事 海老沢宏

JIDは今年創立60周年を迎えます。
その記念事業の一環として、OZONEを中心にした新宿西口エリアをデザインの発信基地となるべくデザイン系大学、インテリア関連企業に呼びか、「次世代を担うデザイン展」を企画し、プレスリリースをいたしました。
なにぶん今年11月の開催といった準備期間の少ないあわただしい中、4~5校の大学に手を上げていただき、また多くの企業のご支援を受けて実施計画が進行中です。
又、この事業が単年度の事業ではなく、毎年開催の継続事業になり、さらに多くの大学に参加していただき産学そしてJIDのより良い関係が組成され、新たなデザイン基地の発信ができればと思っております。どうぞ皆様ご支援の程よろしくお願いいたします。


理事 川上玲子

選考委員を長く務めさせて頂いてることもあり、今期は担当理事をお引き受け致しました。
JID にとって、「JID AWARD」は年々重要な存在になってきています。またデザイナーや建築家にとっても有意義な賞の一つとして捉えられてきています。

現在は審査の真っ只中、毎年暑い最中の現地審査で大変です。しかし、毎年日本全国からの応募者、特に最近は若い人たちの応募が増えていることは喜ばしい限りです。
審査終了後にオープンとなる資料を見ると毎年大手の設計事務所やデザイン事務所からの応募もあり、いかにデザイン界にとってJID賞の存在が大きく同時に重要な存在であるかが分かります。
今期は始めて外部審査員にJIDアワード大賞受賞者の方にお願いしました。
外部審査員を含めた最終審査を楽しみにしています。


理事 小林秀徳

この度、定時総会におきまして新任として理事に就任しました小林秀徳です。
今までは北・東日本エリアで「こころとからだのケアデザイン」プロジェクトリーダーとして 活動してまいりましたが、これからはより広い視点を意識して行きたいと思っております。
とは言え、まだJIDに入会してから日も浅く知らないことも多いなか皆さんのお力添えを頂き しっかりと勉強しながら日本インテリアデザイナー協会が今以上に活性化するよう微力ながらお手伝いをしてまいりたいと考えております。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


理事 酒井浩司

この度、引き続き西日本エリア担当理事としてJIDの活動に参加出来る事に、大変光栄に感じています。
2年間理事として、豊かな暮らしの実現に向けてのヒントやアイデアを提供するべく努めてまいりましたが、今JIDは大きな転換期にあると痛感しています。
今後の方向性を定めて行くうえでの大変重要な時期だと思います。
 アジア諸国のインテリア ブームと関連産業のデザインの目覚しい発展、そして日本における暮らし再考の風潮などの時勢を見据えて、Vision 、Missionを明確化し、今後の基盤を確立して行く事に微力ながら貢献して行ければと考えています。
 会員の皆さまとの繋がりをさらに深め、次の時代へと進んで行きたいと願う次第です。 
どうぞよろしくお願いいたします。


理事 櫻井良樹

広報担当理事を継続することとなりました。
現在広報では、webサイトとSNSを利用した対外広報及びプレスリリースサイトへの投稿等を行なっております。また、会報誌としてJID NEWS を年間4回発行いたします。実施事業の告知・報告、外部団体連携の情報配信、アーカイブ化など事務局との恊働で進めております。JID AWARDではウェブアプリケーションを活用し、応募エントリー・ウェブ審査を陰ながら協力させて頂いております。
今年はJID 創立60周年記念事業を11月に控え、JIDの認知度を高める良い機会でもあります。
プレス関係者等との関係をさらに築ける様、公益法人として適切な表現・手段に配慮しJID活性化につながる様、勤めたいと思います。


理事 冨田恵子

JID創立60周年という記念すべき年に理事を拝命した事で、より重責を痛感いたしております。これまで北・東日本エリア長として2年間務めて参りましたが、何とか活動を継続させることが出来たのも、概して櫻井前担当理事と各プロジェクトリーダーのリーダーシップによるものです。最大規模でかつJID本部と密接した組織運営を担う北・東日本エリアを実感したことで、限られたマンパワーをいかした事業活動への取り組み方を再検討すべきと気付きました。今後は担当理事として、北・東日本エリアがJIDのハブ的存在となれるよう微力を尽くして参ります。どうぞよろしくお願いいたします。


理事 牧尾晴喜

引き続き国際委員会担当理事を担当致します牧尾晴喜です。
JID創立60周年という晴れやかなタイミングを迎え、更に前進していけるよう尽力いたします。
国際委員会では、海外のデザイン組織との連携を図り、JIDの身の丈にあった範囲も考慮しながら、世界での存在感を維持・向上させたいと考えます。
また、JDP(公益財団法人日本デザイン振興会)と共催で2015年より展開してきたワールドインテリアウィークも、お蔭をもちましてデザインイベントとして定着・浸透して来た様に感じています。今後も、皆さまのご協力を得ながら、国際的な視野をもって進めて参りますのでどうぞよろしくお願い致します。