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「カイ・フランク」展
西日本エリア 八十 常充
2019年9月21日~12月25日神奈川県立近代美術館 葉山に於いて、日本・フィンランド国交樹立100年記念 没後30年「KAJ FRANCK-GEOMETRY」が開催されています。
カイ・フランクは「フィンランドの良心」と言われデザインされた品々は、戦後で国の貧しい時代に、それまでの様式美やセット物が当然であった社会の中に於いて新しい時代を象徴する考えを持ち込み、量産(廉価)、シンプル/モダンやスタッキングなどのスタイルや冷蔵庫がなくても2重窓の中に置けるピッチャーなどの新しい工夫を行い生活者に支持されました。
この「カイ・フランク」展に出展されている300点は全てタウノ コレクションです。
フィンランド/ポルヴォー在住のタウノ・タルナ氏はカイ・フランクに師事し、卒業後は共に仕事をされたデザイナーでカイ作品を3,000点所有されています。
タウノ氏はサルビス社のヒット商品、食器シリーズ‘カトリーリ’や岩手県の南部鉄器「PRO ARTE」をデザインされ、和食や温泉を愛する日本好きです。
フィンランドのデザイン界でも多くの要職を歴任されておられます。
今年の5月WIW(World Interior Week)では、タウノ氏に来日頂き「カイ・フランクの魅力を語る」をテーマに東京ミッドタウン、名古屋学芸大学、九州産業大学、大阪ATC、大阪芸術大学の5会場で講演を行い650名が聴講し、持参された作品を直接手に触れるなど、始めてのカイ デザインに浸るすばらしい時間を過ごしました。
9月21日(土)のオープニング・レセプションには多数が参加致しました。
在日フィンランド大使館館長ほか数名とタウノ氏が出席され、始めに葉山美術館館長が挨拶をされ、カイ・フランクの業績や如何に人々に愛されたかなどについてお話をされました。
また、今回の展覧会開催に当り、タウノ&リーサ・タルナ・コレクションの協力ですばらしい展覧会になった事など感謝の言葉を述べられました。
葉山美術館のKAJ FRANCK-GEOMETRY
オープニング・レセプション タウノ・タルナ氏
オープニング・レセプションで葉山美術館長ご挨拶
ポカーリ KF-1
プレート
神奈川県立近代美術館 葉山
http://www.www.moma.pref.kanagawa.jp/exhibition/2019_kajfranck