理事長就任にあたり
理事長 池田和修
理事長就任にあたり一言ご挨拶申し上げます。
「生活文化と産業経済の土壌、すなわち基盤となる '暮らしデザイン' によって、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が社会に
果たす役割は大きく、次なる夢や希望を与える機会とならなければいけない!」喜多俊之前理事長からの、この使命を引き継ぎました。
社会に果たす大きな役割を担うJIDですが、その本体が弱体化せぬ様、会員間のネットワークのさらなる充実もまた、重要なことであり、
その方策も再検討せねばならないと考えます。
社会貢献(公益目的事業)・会員交流(共益目的事業)双方をバランスよく、進めていかねばなりません。
私たち「つくり人」が忘れてはならないことに、『不易流行』の理念があります。
不易とは、ずっと変わらないこと、変えてはならないこと、時を超えた不変の真理をさします。流行とは、常に変わっていくこと、変えてい
かねばならないこと、時代や環境の変化によって革新されていく法則をさします。不易すなわち不変の真理は、流行の中にあると言われ、
流行も不易もその根本は一つとされています。昨今は流行だけが重視されることが多く、寿命が短く、長く役に立つことが少ない様に
感じます。
私は皆様と共にこの理念を忘れずに、公益社団法人として様々な活動を通じ、より一層「つくり人」として、物・空間・様々な「モノ」を
作ることの大切さを、日本そして世界へ、明日を担う子供たちへ伝え、社会に貢献してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。