■ 東日本大震災チャリティーイベント・北欧展ワークショップ
『ミニチュア名作椅子:エルボーチェアを創る』を終えて
北・東日本エリア 副理事長 石川 尚
参加者全員が完成したミニエルボーチェア
昨年に続き、今回の東日本大震災チャリティーイベント「北欧展」でもワークショップ『北欧のミニチュア名作椅子:エルボーチェアを創る』を開催しました。
椅子の解説を真剣に聞く参加者
12月頭、年をまたいで2月頭、前後2回のワークショップは、前回同様ハードスケジュール。
両日とも終日をかけ、1/6ミニチュアの参加者全員完成を目標に掲げ、指導学校の教え子2人に手伝ってもらいながらなんとか無事に終了しました。
椅子の形が見えてくると日頃とは違う笑顔が
ボール盤など初めての道具を使いこなす
今回初の親子参加、微笑ましい親子の眼差し
完成したミニエルボーチェアの前で、参加者全員
今回の参加者は、昨年参加されたリピートの方が2名(どちらも家具好きな主婦)、中学生の男の子と母親親子、ワークショップマニア、北欧椅子が好きな主婦、とにかくモノ作りが好きな企画マンの計7名。皆さん、本当にモノ作りが好きなんだなぁ・・・と感心、また各々参加された理由をお聞きすると、これがまた感心。
なかでも印象的だったのは、自宅の為に実物のエルボーチェアを数脚購入したけれども子供に評判が良くない。「実物と同じつくりのミニチュアを自分の手で製作してその可愛らしさを子供達に伝えたい!全くの素人ですが、お願いします!」と参加された母親。
また、「子供と一緒に参加して親子で共有できるコト、同時に製作好きなお友達が出来れば・・・」と参加された男の子と母親。
当初、恥ずかしがって何も話さなかったけれど製作を進める程に表情も会話も豊かになっていく息子。その様子に目を細める母親の眼差しを見ているとあらためてワークショップ開催の意義を確認しました。
準備は大変ですが、次年度も機会があれば、ワークショップ、いやワークスクールとして開催したい、です。ご参加の皆さん、関係者の皆さん、ありがとうございました。