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JID[ Japan Interior Designers’ Association]とは
私ども公益社団法人日本インテリアデザイナー協会（JID）は1958年に活動を開始し、平成30年に60周年を迎え、昭和 平成 令和と日本のインテリアデザインに関わる人々の全国組織として、その交流と研鑽、啓蒙、地位向上を目指し、積極的に事業活動を実施して来ました。
しかし、残念ながら本年は新型コロナウィルス感染症という世界的な問題に直面し、通常の社会活動、経済活動、当協会の活動も十分に行えない状況にあり、数年間は影響が続くと予想されます。
この急激なパンデミックを経験した社会・世界は今までの生活スタイルを根本から変えつつあります。
多くを消費し、グローバル経済の中 物やお金が多く循環し廻っていた社会から、「衣・食・住」の生活の基本の重要度が再認識され、人々の暮らしにおいて、これまで以上に「生活の質」を求める感度の高い社会へと変化し、「文化的価値」「品質的価値」「空間・モノのストーリーが見える」「心地が良い」「愛着を感じられる」「安心する」そんな「質」の高い空間やプロダクトによる「インテリアデザイン」は人の暮らしにとって今まで以上に重要な位置付けとなります。
そしてグローバル経済の中での社会的な関係性にも変化が起き、「新しい繋がり」を「人と人の繋がり」「人と社会の繋がり」の重要度が増し、新たな形式での「繋がり」が構築されていくことでしょう。
今まさにインテリアデザインの果たすべき役割について再考すべき時がやって来ています。
生活文化と産業経済の土壌、すなわち基盤となる「暮らしデザイン」において、我々「公益社団法人日本インテリアデザイナー協会」（JID）が、社会に果たす役割は大きいと考えます。
より「質の高い」エッセンシャルな「住環境 インテリアデザイン」の実現に向けて会員皆さまと共に再度「デザイン」が「暮らしの質」「暮らしの豊かさ」に果たす役割について考え、より一層「つくり人」として、物・空間・様々な「モノ」や「コト」を作ることの大切さを、正会員 法人会員を含め 他分野のデザイナーの方々と共に日本そして世界へ、明日を担う子供たちへ伝え、社会に貢献してまいります。
