JIDnews 275

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。

共催事業
WIW実行委員会

 参加型自主イベント募集のご案内

WIW担当 副理事長 井出昭子

本年もIFI(International Federation of Architects /Designers)が5月27日(土)に世界同時開催するWORLD INTERIORS DAY (WID)が行われます。

2017年の世界共通テーマは『Interior Design for Generations』- 世代を超えたインテリアデザインです。

日本では、JIDとJDP(日本デザイン振興会)が共同で実行委員会を組織し、前年同様5月27日のWORLD INTERIORS DAYを含む5月25日〜31日の1週間をWorld Interiors Week (WIW)として展開します。イベント詳細は、公式ウェブサイトに順次アップいたしますのでご覧ください。


WIW2017公式ポスターを発表します。
グラフィックデザイナー廣村正彰氏によるデザインです。
テーマ「Interior Design for Generations」および次世代「Next Generation 」の企画展から、若さと成長をイメージさせる「卵」をモチーフに象徴的な形状で、その形状が有機的に変形し、現代のより多様になっているインテリアデザインの変化・成長の様子や、その自由さ・楽しさを伝えるビジュアルとなっています。

 

世界と共有する全国運動に
参加をお願いします


趣旨に賛同された方ならどなたでも自主的に企画参加のエントリーができます。

IFIはこの機会を捉え市民の方々へインテリア、暮らしについての啓発活動を様々なかたちで行う事を呼びかけています。
大きな都市の全体イベントから、事業所・販売店・個人やチームで行えるもの、小さい円卓ディスカッションまで種類、大きさ、場所、さまざまな形で開催ができます。
昨年は名古屋、大阪のJIDエリア会員、沖縄の中島会員、新潟のJID高橋会員を始め多くの方が企画し参加されました。
豊かな暮らしづくりのために皆様の積極的参加をお願いたします。

エントリーは公式ウェブサイトからhttp://www.wiwjapan.org

   

※左:「ノエミ・レーモンドさんの椅子の修復」説明をする高橋会員。
   長岡造形大学、新潟産業能力開発短期大学校の准教授、学生、一般の方、述べ15人以上が参加。
   同時開催の同氏椅子コレクション展の来場者は180人(2016年)

※中央:こどもえん新築見学会は、木辺会員のデザイン設計によるもの。参加者は30人(2016年)

※右:「豊かな会話がうまれるテーブルデコレーションin 沖縄」(琉球ガラスのテーブル)。
   中島会員主催の企画展は、来場者300人(2016年)

IFIが提唱する活動例 (原文意訳による概要)

オープンドアプログラム
(オープンオフィス、オープンハウス、ウォーキングツァー)プロのスペースを市民を解放しデザインしている環境を公開する事。

オープンオフィス
学生への無料スタディ、学生に対しこの日を活用しデザインスタジオで作業し、インテリアデザインの実践を学ぶ機会を提供する事。

展覧会やアートイベント
今年のテーマにそったイベントや一般的なインテリアデザインに関連した展示などを地元の博物館や公共機関、ショールームと協力してキュレートする活動。

講義、講演、ディスカッション
学校、公共図書館などでインテリアデザイナーによる人々の生活環境の重要性に焦点を当てた内容での講演などの開催。

子供への活動
次の世代を担う子供たちへの意識を高め、創造的実用的または楽しい経験等を教育従事者と協力した活動。

参加の企画等についてはお気軽にご相談ください。
この機会にインテリアデザインの普及・啓発のために積極的参加と企画運営をお願いしたいと思います。


主催者企画イベントについて-東京ミッドタウン・デザインハブ
会期:2017年5月26日(金)— 6月3日(土)

 

WIW実行委員会の企画展として、IFIの本年度共通テーマ『Interior Design for Generations 』に沿り次世代を担う40歳以下のデザイナーの紹介「Next Generation - インテリアデザイナー展」を開催します。あわせて出展者トークイベントを予定しています。
住宅デザイン、商業施設デザイン、ホスピタリティーデザイン、オフィスデザイン、プロダクトデザインの各分野から選出されたデザイナーの作品展示です。
生活者を含めた多くの方々に見て頂き、感じて頂く事で、これからの暮らしのヒントおよび日本のインテリアの指標を考える機会とし、あわせてWIW2017の意義と役割への理解を深めるものとする予定です。