私ども公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(JID)は1958年に活動を開始し、
今年で60周年の節目の年を迎え、日本のインテリアデザインに関わる人々の全国組織として、
その交流と研鑽、啓蒙、地位向上を目指し、積極的に事業活動を実施して来ました。
前回東京オリンピックが開催されたのが54年前 2020年にはまた東京でオリンピックが開催されます。
その間 日本のデザインは経済発展とともに著しく発展 成熟して来ましたが、私たちを取り巻く環境の
急激な変化が起こっています。
産業構造や人口構造の変化
急速なテクノロジーの発展
そしてグローバルな市場の変容
日本には古来よりの独自の文化や「暮らし」の質を大切にする考えがあります。
様々な素材 モノに宿る命 そのモノに役割を与え、活かしていくモノに対する畏敬のココロ
今まさに インテリアデザインの果たすべき役割について再考すべき時がやって来ています。
生活文化と産業経済の土壌、すなわち基盤となる「暮らしデザイン」において、
「公益社団法人日本インテリアデザイナー協会」が、社会に果たす役割は大きいと考えます。
私は会員皆さまと共に 再度「デザイン」が「暮らしの質」「暮らしの豊かさ」に果たす役割について考え、
より一層「つくり人」として、物・空間・様々な「モノ」や「コト」を作ることの大切さを、
会員を含め他分野のデザイナーの方々と共に日本そして世界へ、明日を担う子供たちへ伝え、
社会に貢献(公益目的事業)してまいります。