JIDnews296号(12月・1月・2月・3月)

(発行日:2023.04.13)

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。

編集

担当理事:冨田恵子
編  集  長:八十常充
北・東日本エリア:小林秀徳
中日本エリア:中島健視
西日本エリア:魚田 純
南日本エリア:小野和徳

JID AWARD 2022 FORUM in TOKYO&2023新春交流会報告

本部総務委員会 担当  副理事長 小野上勝志 

2023年2月8日(水) ミッドタウン リエゾンセンター(東京・六本木)においてJID AWARD 2022 FORUM in TOKYO&2023新春交流会が、ご来賓および多数の会員の出席で開催されました。ここ2年ほどコロナ禍の対応もあり交流会の開催も控えてまいりましたが、環境の穏やか回復傾向により3年ぶりのリアルな開催となり、いつもの交流会の賑わいが戻ってまいりました。

第1部は、西毅徳氏(2022年度JID AWARD大賞受賞 構築家・現象創造家)の講演で、自然界の光や風の織り成す空間を取り入れた受賞建築作品「Ripple」について、西氏の作品制作の背景やコンセプトについて、丁寧な解説と制作プロセスのプレゼンテーションが行われました。その、考えられた作品づくりの姿勢やコンセプトを、参加者は聞き入っていました。また、今回の受賞は大賞、NEXTAGE部門賞のダブル受賞という初の快挙でした。

会は第2部に移り、恒例の新春交流会を同会場でスタート、賛助会員の株式会社アダルの安部信悟氏の挨拶と乾杯で始まりました丹羽理事長より、協会の活動に対する会員をはじめ関係各位への感謝とお礼に続き、これからの社会的貢献としての役割や、インテリア産業の発展に向け、協会の変革・成長を目指す旨の話がありました。池田副理事長・冨田理事の司会進行で会はつつがなく進み、新たなメンバーとして、2022年度入会の正会員並びに賛助会員が順次紹介され、交流の輪が広がりました。WiW、JID AWARD 2023、次世代を担うデザイン展、各プロジェクトの報告と、2023年度の計画に向けての事業計画を各担当理事・委員長から事業計画の紹介があり、ご参加の各賛助会員からもイベントや事業の紹介などもあり、リアルな懇親・交流がさらに深まりました。

最後に参加者のご多幸を祈念して、会は無事終了しました。

JID AWARD 2022 FORUM報告

選考事業プロジェクト 担当理事 川上玲子

今年は久し振りにリアル新春交流会を行いました。

そしてJIDAWARD 2022の大賞受賞者 西毅徳氏によるフォーラムを、会場も初めての東京ミッドタウン5階リエゾンセンターです。

 表彰式は昨年11月に例年通りOZONEで行われ、毎年殆ど全員参加で賑やかに和やかに行われました。
*表彰式の様子はJIDnews295号をご覧ください。

 JID AWARD 2022の最終審査会では初めて全員一致で決まった大賞作品。受賞者は将来が楽しみな若い建築家でした。

 RIPPLEと名付けられた空間は、名前の様にさざ波に吸い込まれていく様な美しい空間演出です。

 フォーラムでは、RIPPLEに行き着くまでの受賞者の光と波に対する思い入れなど奥深い話を聞くことが出来ました。

司会:池田副理事長・冨田理事による JID AWARD 2022 大賞受賞者 西毅徳氏紹介
西毅徳氏による経歴紹介
光と陰のインスタレーション
光と波のインスタレーション
大賞作品 RIPPLEの解説
RIPPLE 風で揺らぐ光の波の様子
西毅徳氏

JAPAN SHOP 「JID アワード 65年の歴史展」& 「IDM み_る 展」

副理事長 池田和修

さる2月28日〜3月3日に、東京ビッグサイトで開催された JAPAN SHOP 2023 に、『JID アワード 65 年の歴史展』を出展しました(東4ホール)

1958年協会の発足以来、インテリアデザインにかかわる優れた作品・業績を顕彰する「協会賞」に始まり、後の「JID賞」現在の「JID AWARD」に至るまでの65年間の歴史を「時系列的」にまとめて展示し、JID AWARD 並びに JIDの活動をより多くの方々に周知を図るものです。

今回のJAPAN SHOP 来場者数は68,527人と報告されており、昨年を大きく上回る来場者数に出展の効果が期待されます。

以上3点 「JID AWARD 65 Years History Exhibition・JIDアワード65年の歴史展」in JAPAN SHOP

また、JAPAN SHOP 終了後も 同パネル展示を 3月11日から4月下旬まで、新宿パークタワー リビングデザインセンターOZONE にて開催していますので、是非ご覧ください

「JID AWARD 65 Years History Exhibition・JIDアワード65年の歴史展」in OZONE

🔳期 間 :2023年3月11日~4月下旬 10:30~18:30( 水曜閉館)

🔳会 場 :新宿パークタワー5F OZONE 特設会場

「JID AWARD 65 Years History Exhibition・JIDアワード65年の歴史展」in OZONE

JAPAN SHOP 2023 には、昨年に続き 特別展示NIPPONプレミアムデザインとして、JIDも参加するインテリアデザイン関連団体の連携・ IDM(Interior Design Meeting)により『IDM み_る展』が出展されました。 マテリアル展示14社 スペース展示12社により日本の高度な技術・デザインが紹介され、大いに刺激されました。(東4ホール)

JAPAN SHOP 2023 特別展示NIPPONプレミアムデザイン『IDM み_る展』会場1
JAPAN SHOP 2023 特別展示NIPPONプレミアムデザイン『IDM み_る展』会場2
JAPAN SHOP 2023 特別展示NIPPONプレミアムデザイン『IDM み_る展』会場3
JAPAN SHOP 2023 特別展示NIPPONプレミアムデザイン『IDM み_る展』会場4
JAPAN SHOP 2023 特別展示NIPPONプレミアムデザイン『IDM み_る展』会場5

国際委員会の活動報告

国際担当理事 酒井 浩司

JID国際委員会では、丹羽浩之理事長を中心に積極的に、海外のデザイン団体と交流を図っています。
JDP様ともに所属する国際組織IFI、JCD様と共に所属するAPSDA、さらに、中国、ベトナム、シンガポール等のデザイン関連団体との交流から、ミラノサローネなど各国のデザインイベントへのリアル&オンライントークへの参加、パネリストとしての登壇やインターナショナルなデザインアワードへの審査協力など、様々なカタチで交流し連携を深めています。
今回は、以下の活動をご紹介します。

Part1:APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogueに丹羽理事長が参加。
Part2:Asia Pacific Interior Design Symposium 2022(DESIGN FAIR ASIA「FIND 2022」Singapore)に、丹羽理事長が参加。
Part3:VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022& VMARK AWARD 2022が開催されました。
Part4:丹羽理事長が審査員として参加する「グローバルモニュメントデザインコンペティション」の応募が開始。

Part1
APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogueに丹羽理事長が参加

APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogue flyer
 IFIおよびAPSDAのデザイン振興政策を契機に、アジア太平洋地域のインテリアアーキテクト/デザイナーとの連携が広がるなか、APSDA President 2021-2023 キート・オン氏を中心に活発な振興政策を打ち出し実行しているAPSDAとIFIによるオンラインデザイントークイベント“APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogue”が実現しました。アジア太平洋地域のAPSDAメンバー、IFIのリーダーが集結し、さらに、業界代表としてメーカー担当者もパネリストに加わり「PRIDE OF THE PAST,AN INCENTIVE FOR THE FUTURE/過去の誇り,未来へのインセンティブ」をテーマにオンラインによる形式で開催されました。
モデレーターのIFI CEO (Ms.)SHASHI CAAN氏は、「インテリアアーキテクト/デザイナーという専門分野から、過去、現在、未来について考えていくと、教育、技術、機能と美しさ、サスティナビリティ、アイデンティティなどの脈絡が見えてくる。私たちは、これらを理解し活かしていくための教育がなければプロフェッショナルな道、仕事が開かれないことを理解している。技術は現在から未来への考えを形作る。それはパンデミックによって、未来への考えを加速させた。そして、気候変動やパンデミックで露見した懸念点の対象者属性や技術的な見地が変わることで、空間の使い方と美しさの意味が変わった。そして,サスティナブルはみんなが重要だと認識しており、より議論する必要がある。アイデンティティの問題は世界中で重要とされているが、それは私たちの仕事を形作る国や地域のことだけでなく、私たちの専門分野という意味でも重要であり幅広い視点から考え議論すべきである」 とし、18項目の問いを投げかけ、議論が繰り広げられました。
モデレーターの (Ms)SHASHI CAAN氏よりの「テクノロジーによってインテリアが急速に変化している。デザイナーが導く新しい空間とは」という問いに対して、丹羽理事長は、「人々の暮らしの快適さを提供する技術は目覚しい進化を遂げている。それに伴い、空間の用途やデザインも変化してきた。しかし、本当に人の心に響き、リラックスできる空間は、、五感に訴えかけるものでなければならない。その要素は昔から変わらないと私たちは考える。人の心を動かす上質さや心地よさといった要素は、古来より存在している。それゆえ、技術の進歩が著しい今日こそ、インテリアの質を見直すことが重要である」 と述べられました。技術の進歩が著しい現在、空間の用途やデザインも変化している状況を捉え、五感に訴えかけ人の心を動かす上質さや心地よさという側面から未来の空間を創造し導きだすことがインテリアアーキテクト/デザイナーの役割として重要であると考えられるなど議論が交わされました。
議論の一例
「インテリアデザイン視点で,私たちの職業にとって重要であり特徴あるものは」
「アジアには昔からたくさんの文化遺産がある.その地域のアイデンティティを表現している未来に残しておきたい文化的要素とは」
「カーペットメーカーShaw Contractの視点で過去から今日までの業界慣行において,サスティナブルを考える上で,重要な事項とは」
「サスティナブルなデザイン実現のための技術,その技の活用法」
「グローバルでサスティナブルな商品の開発とその特徴を伝える方法」
「専門職の視点から,社会への貢献,その仕事の価値を伝えることの必要性」etc. 
アジア太平洋地域では、急ピッチで経済圏が拡大する中、デザインビジネスのチャンスも広がっていることに加え、IFIのデザイン振興政策にいち早く同調し、そのストラテジーを上手く活用し、インテリアアーキテクト/デザイナーの地位向上を目指したデザイン振興政策が功を奏し世界のインテリアアーキテクト/デザイナーとの連携も深まり関心は増しています。その中心的な役割を果たしているのがIFIであり、APSDAでありその活動は広く支持されています。
インテリアアーキテクト/デザイナーの認知度が高まり、注目が集まっている絶好のタイミングで開催された “APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogue” は、世界のインテリアアーキテクト/デザイナーがデザインを通じて未来の素敵な暮らしの実現に向けて社会に大きく関わっていることが明らかとなり、専門職としての価値を確認できる絶好の機会となりました。また、議論で交わされた未来への問いかけでは、過去を振り返って未来へというテーマが通底しているものの、具体的な提言レベルでは違いもみられその要因としては各国の歴史的・経済的・文化的な側面が影響していたことも確認できました。
さまざまな差異がある国境をまたぐ広域的なグランドデザイン、長い時間軸でのサスティナビリティの視点が要求されるなか、共通のプラットフォームとして、IFI,APSDAといった国際的な専門職団体の役割がますます大きくなりつつあり、インテリアアーキテクト/デザイナーにとって、これからのデザインを考えるうえで重要な経験となり歴史的にも貴重な機会となりました。
また、特筆すべきはSNSによって発信されたトピックがスピーディに世界各国へ拡散されるなど、世界に向けた強い発信力を有し、短期間の告知にもかかわらず5万人を超える視聴者の参加があることです。IFIおよびAPSDAのデザイン振興政策に同調し日本のデザイン業界も、このような場から、情報収集・発信するとともに、枠組みづくりにも積極的に参加することで国際的なプレゼンスの維持・向上に努める必要があると感じたイベントでした。
APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogueの詳細については、国士館大学位田准教授の協力を得て、国際委員会の酒井浩司と牧尾晴喜の3名で、国士舘大学理工学研究所報告(第35号)に、報告書として掲載しています。報告書にご興味のある方は、酒井までのご連絡ください。(syakai@sia-furniture.com)
Shashi CaanIDr.Lilia De Jesus & Emil Chao
Shashi Caan,Hiroyuki Niwa,Wesley Liu
APSDA-IFI WID 2022 Regional Roundtable Dialogue- (ALL Member)

Part2
Asia Pacific Interior Design Symposium 2022(DESIGN FAIR ASIA「FIND 2022」Singapore)に、丹羽理事長が参加!

FIND-フライヤー
FIND-Talk-フライヤー
 DESIGN FAIR ASIA「FIND 2022」で開催の「Asia Pacifc Interior Design Symposium 2022」に、丹羽理事長がパネリストの一人ととして参加しました。「FIND」とは、インテリアブランド、業界のオピニオンリーダー、デザイナーが一堂に会するアジア最大級のイベントです。APSDAのメンバーが各国から駆けつけてたデザインシンポジウムのテーマは、「Disruptions to Future Interior Design Practice(これからのインテリアデザインの実践ための破壊的創造、革新的なイノベーションについて)」、2部構成で行われ、激変する社会状況の中インテリアデザイナーとしての社会的責任やサスティナビリティについて議論が交わされました。丹羽理事長は、パンデミック発生以降、住宅の質を高めることが重要であること、深刻な人材不足に対抗しAiなどの活用する社会動向や持続可能な社会へと変革している日本状況を紹介しながら、APSDAのメンバー共に、次の時代に向けてインテリア空間の質を高めいきたいと述べられました。今回のデザイントークは、「APSDA IFI WID Regional Roundtable Dialogue(5月28日)」以来の開催となり、IFIのメンバー、APSDAのメンバーが参加するというこで、SNS上で注目を集め7万人以上が視聴する人気のデザイントークでした。
FIND-Panel Discussion 2 Member
FIND-Panel Discussion 1 APSDA President (Mr.)Keat Ong
FIND-Panel Discussion 2-JID President – Hiroyuki Niwa
FIND-Panel Discussion APSDA-Menber
「SIDS Asia Pacifc Interior Design Symposium Panel Discussion 1」
(moderator)
Fann Zhi Jie, Vice President, Society of Interior Designers Singapore (SIDS)
Kat Tan, Honorary Secretary, Society of Interior Designers Singapore (SIDS)
(panelist)
Keat Ong, President, Asia-Pacific Space Designers Association (APSDA)
Chris Yap, Past President, Malaysian Institute of Interior Designers (MIID)
Jabeen Zacharias, National President, Institute of Indian Interior Designers (IIID)
Lilia C. De Jesus, Immediate Past President, of Philippine Institute of Interior Designers (PIID)
Montip Lynn Assoratgoon, Vice President, Thailand Interior Designers Association (TIDA)
「SIDS Asia Pacific Interior Design Symposium Panel Discussion 2」
(moderator)
Fann Zhi Jie, Vice President, Society of Interior Designers Singapore (SIDS)
Kat Tan, Honorary Secretary, Society of Interior Designers Singapore (SIDS)(moderator)
(panelist)
Rohadi Sumardi, President, Indonesian Interior Designers Association (HDII)
Hiroyuki Niwa, President, Japan Interior Designers Association (JID)
Bindra Kachhipati Pradhan, President, Interior Designers Association of Nepal (IDEA Nepal)
Vachira Thanmathikorn, Secretary General, Asia Pacifc Space Designers Association (APSDA)
Leong Ta Wah, Honorary Treasurer, Asia Pacifc Space Designers Association (APSDA)
デザインの価値を創出するプロセスとして注目を集めているAPSDAのデザイントークは、アジアで最も目が離せないイベントの一つです。次回、開催の時は、JIDのSNS等でご案内いたしますので、是非、ご覧いただければ幸いです。

Part3
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022& VMARK AWARD 2022が開催

VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022 フライヤー
 友好関係を深めているベトナムのVDAS(Vietnam Design Association)が主催するVMARK VIETNAM DESIGN WEEKに、ファウンディングパートナーとして参加しています。2022年は、GEM CENTER(HCMC / VIETNAM)にて開催されました。今回は、DESIGN FOR LIFE (SUSTAINABLE / CREATIVE / INNOVATIVE) をテーマに、DESIGN EXHIBITION、AWARD GALA CERMONY、INTERNATIONAL SUMMITがリアルで行われ多数の来場者が詰めかけ盛大に行われました。
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022–Opening Cermony
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022- Hiroyuki Niwa Mesagge
 丹羽理事長は、VMRAK AWARDのインターナショナルアワード審査員として参加、酒井理事は、INTERNATIONAL SUMMIT、AWARD GALA CERMONYに参加しました。
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-デザインサミットフライヤー
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-デザインサミットフライヤー
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-Mr. HO TAN DUING President-VDAS Design Association
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022
Design SMMIT-President&Professor-Keat Ong-SIDS(Society of Interior Designers SINGAPORE)
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-(Ms)Danh Tran -Vice President-VDAS Design Association
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-Design SMMIT-Board & Professor-Koji Ssakai-(JID)
べトナムは,公式に世界貿易機関(WTO)の一員となり、多くの国際的な機会を獲得し急速に成長を遂げる状況の中「VMARK Interior Design Week」が始まりました。第一回目は、Steve Leung氏(IFI Past-President 2020-2022)を中心にアジア周辺諸国のIFI所属団体およびAPSDAのメンバーらがファウンディングパートナーと務めベトナム国内初のインテリアデザインアワードへの審査協力やデザインサミットへ参加をし盛大に行われ、グローバルデザインイベントとして華々しいスタートを切りました。                                               現在VDASは,デザインは革新と創造の鍵であること、そして、サスティナブルデザインは、サスティナブルな人間社会を形成し実現するための鍵でありサスティナブルデザインこそが,人類の長期的な生存を保証する鍵であることを宣言し、デザインの重要性を世界に発信しています。そして、VDASは,ベトナムにおけるデザインノウハウを提供し、イノベーションを促進するためのデザイナーのコミュニティを構築し現地のクリエイティブ・デザイン・コミュニティを支援し、世界に向けて新しいベトナムのイメージを発信する重要な役割を果たす存在となっています。
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022-AWARD GALA CEREMONY
VMARK VIETNAM DESIGN AWARD 2022は、1000作品を超える応募がある人気のアワードとなり、APSDA(Asia-Pacifc Space Designers Association )のPresidentのKeat Ong氏、SIDS(Society of Interior Designers SHINGAPORE)のPresident Tung Ching Yew氏、APDC(Asia Pacific Design Center)のPresident&Professor PATRICK FONG氏などの著明なメンバーがお祝い詰めかけ、AWARD GALA CERMONYが盛大に開催されました。また、著明なメンバーが参加するINTERNATINAL SUMMITも満員の来場者の中、サスティナビリティやこれからのインテリアやデザインについての議論が交わされました。
VMARK VIETNAM DESIGN WEEK 2022–AWARD GALA CEREMONY

Part4
丹羽理事長が審査員として参加する「グローバルモニュメントデザインコンペティション」の応募が開始

グローバルモニュメントデザインコンペティションのご案内
GLOBAL MONUMENT DESIGN COMPETITION
緑豊かなベトナムThe Valley of Loveエリアのブランドイメージを高めるモニュメントデザインコンペティションのご案内

デザインで社会と豊かにつなぐハブ的存在として世界から注目を集めるベトナム・デザイン・アソシエーション(VDAS)は、ラムドン省人民委員会の支援のもと、農業、エネルギー、不動産、工業用不動産、観光、教育の6つの分野で事業を展開するベトナムの大手投資コングロマリットTTCグループのひとつであるThanh Thanh Cong Tourism Joint Stock Company(TTCホスピタリティ)とベトナムデザインアワード(VMARK)が共同で開催するグローバルモニュメントデザインコンペを開催することになりました。

テーマは、「Goddess of Love」

The Valley of Loveの観光エリアとダラット市全般のイメージを促進し、文化的な目的地として、国内外の訪問者にとって魅力的な観光エリアとなる機会を創出するモニュメントデザインコンペです。
The Valley of Loveは、ダラット市の中心部から北東に約6km、総面積約140ヘクタールの貴重な宝物のような場所です。1998年8月31日、The Valley of Loveは、国の観光名所として認定されました。
この場所の特徴は、ダラットの古代建築が完璧に保存されているモンモーの丘と、愛の味に満ちたロマンチックな場所として調和していることです。
このグローバルモニュメントデザインコンペは、デザイナーのユニークなアイデアを尊重・実現し、ダラット観光のイメージを向上させる機会を広げたいと考えている。これは、創造性と芸術的情熱を示し、愛と永遠の美しさを称えるための遊び場であり、The Valley of Love観光エリアとダラット市全般のイメージを促進し、文化的な目的地と国内外の訪問者にとって魅力的な観光エリアとなる機会を創出するものであります。

「コンペティションの目的」

このコンペティションは、世界中のアーティスト、建築家、デザイナーが、その創造性と芸術的情熱によって永遠の愛と美を称えるために集まり、機会を提供することを目的としています。
そして、応募に際しての具体的な目的は、以下の通りです。
  • 画期的で革新的なアプローチを含む、デザインアイデアの革新性と創造性が強く奨励されます。
  • 特に「愛の谷」、そして夢のあるダラット市全般が、国内外の有名な景観と並ぶ魅力的な文化・観光地となるようなイメージを広める。
  • 霧の大地ダラットの自然の美しさ、文化的アイデンティティ、最も象徴的なランドマークを保存することの重要性を認識させる。
  • 国内外からの観光客に「愛の谷」観光地のブランドイメージをアピールする。
  • 世界の観光地図にベトナムの名を刻むユニークな観光スポットをさらに増やす。

以下、応募内容、サイトから一部抜粋

□応募者・参加資格
このコンペティションは、18歳以上の国内外のアーティスト、建築家、デザイナー(プロ・アマ問わず)を対象に、教育レベル、居住地、性別、国籍を問わず、… 候補者は複数の作品に参加することができ、応募作品数の制限はない。 組織委員会、審査委員会、事務局のメンバーは、本コンテストに参加することはできません。 作品応募後、候補者には確認メールが送信され、作品は審査委員会に転送されます。 作品がグループに属する場合、候補者は作品の責任者である公認代表者の承認書を提出する必要があります。
※条件を満たしていない入選作品について、組織委員会は適切な調整/補足を提案する権利を有し、
 候補者は調整/補足を拒否する権利を有し、これはコンテストからの脱退と同等である。
□タイムライン/エントリー
登録の締切は、2023年04月10日
応募の締切は、2023年 05月06日
トップ10の発表 2023年 06月15日
結果発表・賞品授与式:2023年6月23日
□審査基準
優れたデザインアイデアは、以下の4つの基準で評価されます:
世界中の既存のアイデアと重複することなく、高い芸術的・審美的価値、独自性、独創性を示していること(合計得点の50%)。
創造性、インテリジェントな空間ソリューションを示し、制限なくすべての要件を満たしている(総得点の20%)。
全体的な空間、自然景観、現実的な建設可能性との調和と統合(総得点の20%)。
コンペティション規定への適合性、デザイン品質(総得点の10%)
詳しくは、以下のサイトをご確認ください。
https://www.vietnamdesign.org.vn/gol-designcontest-introduction

共催事業
「IDMシンポジウム2022ここから」(12月1日)が開催されました。

インテリアデザインは未来に何を残せるのか?IDM参加団体から8名のオピニオンリーダー参加し、インテリア界の未来を探る「IDMシンポジウム2022ここから」が開催されました。
JIDからは、丹羽理事長の代理として、国際委員会の酒井が登壇し、JIDの国際活動をご紹介しました。

「IDMシンポジウム2022ここから」
[登壇者]
JCD 日本商環境デザイン協会/窪田茂氏
JID 日本インテリアデザイナー協会/酒井浩司氏
JIPA 日本インテリアプランナー協会/小早川梓氏
JAFICA 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会/関口和美氏
icon 日本インテリアコーディネーター協会/虎岩かおり氏
IALDJ 日本国際照明デザイナーズ協会/武石正宣氏
東京建築士会/吉野弘氏
BIID 英国インテリアデザイン協会/沖野俊則氏
[ナビゲーター]
IDM共同代表・JCD理事/飯島直樹氏
IDMシンポジウムフライヤー
IDMシンポジウムの様子
[IDMとは?]
 IDMとは、Interior Design Meeting の略称です。有志連携体・IDMは、インテリア領域に関わる主要な職能団体を主体に、関連協力団体が、緩やかな連携の下に集い、相互理解と信頼を深める中で、インテリアの重要性を共有し、それを社会に発信し、プロフェッショナルとして社会的役割を果たし、併せてインテリア界の活性化・発展を目指す組織体で、JIDも参加しています。
 JID国際委員会では、丹羽浩之理事長を中心に積極的な国際交流を行っています。JDP様ともに所属する国際組織IFI、JCD様と共に所属するAPSDA、中国、ベトナム、シンガポール等のデザイン関連団体との交流から、ミラノサローネなど各国のデザインイベントへのリアル&オンライントークへの参加、パネリストやインターナショナルなデザインアワードへの審査協力など様々なカタチで交流し連携を深めています。

 今回のシンポジウムでは、酒井理事より「JIDの国際活動から見えてきたインテリアデザイン業界とこれから」をテーマに、コロナ禍のIFIのデザイン振興政策を契機に盛り上がる東アジアのインテリア業界の状況から、これからの手がかりについてご紹介しました。
 国際委員会では、丹羽理事長を中心に海外のデザイン団体との交流を深めています。以外と知ら入れいないJIDの国際活動の紹介でしたがパーティ時に、”どうしたら海外進出できるのか?” ”作品を海外で発表したい” など様々なご質問をいだきました。国際進出に興味を持たれている方が多いことがわかりました。
 IDM様より、お声がけいただき、JIDの国際活動の紹介をさせていただきましたことは、非常によい機会となしましたこと感謝いたします。今後、JIDの国際活動についてのご紹介する機会を増やしたいとおもいます。
IDMシンポジウムの様子

IFFT2023東京国際家具見本市で、JID理事長 丹羽浩之のセミナーが開催されました。

IFFT-Hiroyuki Niwa フライヤー
 2023年2月28日(火)〜3月3日(金)東京ビックサイトでは、JAPAN SHOPの開催と同時に、IFFT2023 東京国際家具見本市が開催され、セミナーステージでは様々なセミナーが開催されました。そのセミナーのひとつとして丹羽理事長のセミナーが行われました。
セミナータイトルは、「SDGs時代のインテリアデザイン~文化、伝統を活かし、新たな暮らしに適応するには?」

 講演では、SDGs、Sustainable(持続可能)とDevelopment(開発)一見矛盾する考えをどう解決していくのか? 環境に配慮して開発を止める?これからも開発を続けられる成長を続けられるようなやり方で、社会、経済を持続させていくことはできなのだろうか?などの問の投げかけから、その解決策のための手掛かりを探るという内容でした。

 日本では古来よりアニミズムの概念が浸透しており、西洋的な暮らしが入ってきても日本独自の自然物にも魂が宿る感覚を持ち続けていることや、「人間」と「自然」を分けず、同一のものと考えていたからなのかもしれないことなどを事例を通じて紹介されました。
 日本の独自な視点は、空間にも言えます。例えば、障子で空間を間仕切るが光を入れたり、襖で間仕切るが音は聞こえたり、うちとそとを分けない領域としての「縁側」があったり、日本特有の「分けない」文化を異なる人間同士や人間と自然が共生するための関係性のデザインとして考え日本人本来の考え方に学べば新しい暮らし方が見えてくるのではないか?、間の文化(あいまいさ)、そして、輪の文化(循環)という視点を注視していくことで、課題をひもとき、未来の暮らしへ繋げるヒントがあるのではないかと熱弁されました。
さらに、今の時代は世界へ発信が必要であり、国際的な活動をするための手がかりを事例を通して紹介し、その必要性を語られました。

 今回の講演内容は、これらのインテリアビジネスへのヒントか見え隠れする内容で、あちらこちらで、ペンをとる姿が見受けられるセミナーでした。また、JAPAN SHOP 2023のJCDコーナーでは、「今、注目される空間デザイナー30人展」、「PRODUCT OF THE YEAR 2022 受賞製品展」、「JCD TALK LOUNGE 15」が開催され、「今、注目される空間デザイナー30人展」、「JCD TALK LOUNGE 15」に、丹羽理事長も参加され多数の人が来場されていました。
オンラインばかりでは、この熱気はなかなか伝わらないですが、久々のリアルなイベントは、刺激を直接的に感じ取れる機会でした。
IFFT-Hiroyuki Niwa
IFFT-Hiroyuki Niwa


JapanShop-2023 JCD様 フライヤー
JCD TALK LOUNGE 15 丹羽理事長のトークの様子(モデレーター:JCD小坂竜氏)

北・東日本エリア エリアサロン報告

北・東日本エリア長 日方和城

北・東日本エリアサロンは、関東事業支部という名称の頃2011年に正会員と賛助会員の交流の場「JID関東サロン」として始まり、新型コロナ禍の2021年に「JID北・東日本エリアサロン」という名称になり、第1回目がオンライン形式による賛助会員4社の企業プレゼンと交流会で始まり、2022年の今年度第2回目を迎えました。

今年度のエリアサロンは2回に分け「Part1」ウエビナー、「Part2」リアル形式の交流会を開催しました。

「Part1」ウエビナーは11月22日(火)15:00より司会を鳥井エリア担当理事、挨拶は日方エリア長からはじまり参加賛助会員7社がそれぞれ約17分間で、リビングデザインセンターOZONE、株式会社トミタ、株式会社TNコーポレーション、アルティ株式会社、株式会社コスム、株式会社カンディハウス、柏木工株式会社の順番でショール―ム内の案内、企業紹介を行いました。新入会員紹介、JID活動の紹介をはさみ最後は デザイン職人「四方山話」セミナー、エリアサロン・Part2交流会、JID AWARD 2022受賞作品展などの各案内、IDMシンポジウムの紹介を行い、17:30閉会の挨拶は小野上副理事長で終了いたしました。登録者37名、視聴者は正会員21名、賛助会員4社8名の計29名でした。

「Part2」リアル形式による交流会は12月14日(水)16:00より会場の株式会社カンディハウス東京ショップ(南青山)1、2Fの見学会を行い、17:00より2Fにて司会:鳥井エリア担当理事、挨拶:池田副理事長ではじまり、つづいて映像によるJIDの活動紹介、喜多元JID理事長によるビデオメッセージ、会場提供をしてくださった株式会社カンディハウス・山﨑取締役ご挨拶、新入会員の紹介、JID AWARD 2022大賞作品などの紹介に続き会場を1Fに移し、司会の鳥井エリア担当理事により飲食を伴う交流会に入りました。中ほどで日方エリア長の挨拶と参加会員の方々に自己紹介を呼びかけ、会員同士の相互交流は盛り上がり19:00となり閉会の挨拶は丹羽JID理事長で終了いたしました。参加者は正会員17名、賛助会員3社7名の計24名でした。

最後に「PART1」に参加して下さった7社の賛助会員の皆様、「Part2」の会場を提供して下さった株式会社カンディハウス樣と会場で協力をしてくださった社員の皆様方に感謝いたします。

まずは参加した正会員・賛助会員の自己紹介から
久々の対面イベントに会話も盛り上がりました
さあ二次会に行こう!と記念写真をパチリ

第25回デザイン職人『四方山話」開催報告

北・東日本エリア 浅野盛治

コロナの影響で久しく開催されていなかった「デザイン職人四方山話」を2022年12月2日金曜日18:00から渋谷区にリニューアルオープンした柏木工 KASHIWA TOKYOで開催しました。セミナーに先立ちショールームスタッフによる館内展示品レクチャーがありました。

「イームズを読み解く・巨視と微視」とのテーマで話し手は寺原芳彦氏(武蔵野美術大学名誉教授)、コーディネーターは石川義宗氏(長野大学教授)です。コロナの影響が心配されましたが久し振りに対面形式のセミナーでしたが30名の参加者があり、セミナー終了後ささやかではありましたが講師を囲んで懇親会も開催することができました。

セミナーは第一部で寺原さんが所蔵しているイームズの図面を読み解く解説を軸にスライドで説明され、一部実物の図面も紹介されました。第二部ではまだ日本ではあまり知られていないイームズ夫人のこと、映像、展示、建築、絵画、玩具などの幅広い活躍が紹介され石川さんの軽やかな語りも相まってイームズの人となりを知ることができました。また豊口克平・剣持勇などの日本のデザイナーへの影響、多彩な交友関係にも話が及び盛りだくさんの内容でした。

セミナーと時期を同じくして、寺原さんの著書「イームズを読み解く」が誠文堂新光社より出版され会場で希望者に特別価格にて提供されました。寺原さんがセミナーで語りつくせなかったことがぎゅっと詰まった良書です。

今回は、南日本エリア(九州事業支部)から山永耕平氏も参加されました。デザイン職人四方山話も全国的になればと思っています。

最後に会場提供いただきましたKASHIWA TOKYO の皆様に、この場をお借りして御礼申し上げます。

藤本委員長挨拶
左)寺原氏  右)石川氏
セミナー風景
セミナー風景
ラウンジチェア&オットマンの解説
イームズのが描いた図面(実物)
イームズ氏の交流関係
レイ夫人とのデザイン活動ついて

デザイン学生交流企画「インテリアデザインの現在」
ミラノサローネ2022スペシャル上映&インテリアセミナー

中日本エリア長 中島健視

デザイン学生交流企画「インテリアデザインの現在」を2023年1月11日、国際デザインセンター(名古屋市)設立30周年記念事業の一環として国際デザインセンター3FナゴヤイノベーターガレージANNEXで開催致しました。

主催:名古屋市、株式会社国際デザインセンター

共催:日本インテリアデザイナー協会、中部デザイン団体協議会

・インテリアデザインの現在/JIDアワード展2021-2022 

イベントの前半は、”ミラノサローネ2022”の特別編集映像(企画・プロデユース NOBU ARCHI DESIGN 成ヶ澤伸幸)を兼子春彦氏(JID中日本副エリア長)の解説で上映されました。後半は2022年 JID AWARD 受賞者セミナーを大賞を受賞された西毅徳氏、インテリアスペース入選された浅井裕雄氏、川本達也氏をパネリストに招き夫々の創作について各人ユニークな視点でのコンセプトを説明していただきました。参加者(参加45名内学生12名)は充実したセミナー内容をしっかり聴講いただく事が出来ました。

また併催企画として同ビル4Fのデザインギャラリーでは、JID AWARD 2021-2022受賞作品展が同時開催され、JID AWARD受賞者セミナーと共にパネル展示を見る事のできる充実したイベントとなりました。

・ミラノサローネ上映、インテリアセミナー開始
・国際デザインセンター挨拶
・ミラノサローネ2022解説をする兼子氏と会場風景
・JID AWARD インテリアスペース入選 川本達也氏の作品説明
・JID AWARD インテリアスペース入選 浅井裕雄氏
・JID AWARD大賞+中村拓志賞受賞 西毅徳氏
・パネリストへの質問
・ナゴヤイノベーターガレージ会場風景
・JIDAWARD 展2021-2022 名古屋会場(デザインギャラリー)

中日本エリア学生賞

中日本エリア 木辺智子

中日本エリアでは、インテリアデザインの役割や将来性、社会貢献・若手の育成・協会の活動等の一般への周知のため独自の活動としてインテリア関連の学校・専門学校などに年1回各校1名(又は1作品連名)に対して「JID中日本学生賞」を授与する活動を行っています。今年も9校の大学・専門学校に対して連名を含む11名の学生に「JID中日本学生賞」を授与致しました。

速報としてJIDホームページのインフォメーションに受賞作品をアップしています!ぜひご覧になってください。 
こちらをクリックしてご覧ください

・JID中日本学生賞

西日本エリア キッズデザインワークショップ報告

西日本エリア アクティブ委員会  金沢ちかこ

2023年2月4日に大阪市立住まいの情報センター様とコラボイベントを行いました。

昨年はリモートでのコラボイベントを行い、今年は対面でのイベントを行いました。キッズイベントとしての対面イベントは4年ぶりです

まだコロナ禍やインフルエンザなどが落ち着かい中のイベントでしたが住まいに情報センター様にもコロナ対策にご協力を頂きながら開催することができました。

タイトルは「インテリアデザイナーと一緒につくろう わたしのあかり」午前、午後と2回行いました。午前は11組 午後13組と計24名のキッズたちが参加いただきました。

子供は6歳から12歳までの小学生を対象ですが一緒に来た弟さん、妹さんの2歳~4歳の子どもも、内容を変えて参加頂きました。

自分の好きなキャラクターの絵を描き、それが立体になりシェードになり、あかりが点くととても喜んでいました

保護者同伴のイベントでしたので子供より熱が入っていた親御さんもおられ楽しく制作されていました。子供たちの想像力がすごく、我々も元気をもらえました。つくる楽しみやインテリアに興味をもってもらえたら幸いです。指導の先生方も久々な対面ワークショップを一緒に楽しんでいただけたと思います。

JID296

アンケートでは、また参加したいとの意見も多くこれからも続けて将来デザイナーになりたいと思う子供たちが増えたらよいと思いました。

ご参加いただいた皆様ありがとうございました。 

第18回インテリアデザインコンテスト

南日本エリア 荒川政勝

福岡近県の大学や専門学校の学生を対象とした「学生インテリアデザインコンテスト」を令和5年1月28日(土)~31日(火)の4日間、福岡県東区にある“なみきスクエア”にて開催致しました。

今回で18回目となるこのコンテストは、インテリアデザインを志す学生にとって自分のデザインした作品を、より多くの方々に見て頂ける有意義な会となっており、今年も家具や照明など34点の作品がエントリーされました。

展示会の様子

開催初日の1月28日に審査を行いました。昨年と同様に、三密を避け安全にコンテストを開催する為、展示された作品と作品を紹介したパネルのみで審査を行いました。

審査の結果、九州産業大学 松井健人さんの作品「こつこつ~骨×家具の研究」が最優秀賞と、展示作品をご覧いただいた一般の方々の投票によって選ばれる、なみきスクエア賞(市民賞)の二つを受賞しました。

最優秀賞・なみきスクエア賞受賞 九州産業大学 松井健人さんと作品「こつこつ~骨×家具の研究」

優秀賞には、九州産業大学 加藤大地さんの作品「TACHIBANA」と、九州産業大学 芝垣美佑さんの作品「紡 -糸織の茶室-」の二作品が選ばれました。

優秀賞受賞作品「TACHIBANA」
優秀賞受賞作品「紡 ―糸織の茶室-」

また同日に、株式会社日本設計チーフアーキテクトの前田哲氏による特別公演『講演テーマ“柳川市民文化会館 水都やながわ”―まちを読むということ―』が行われました。当日、会場で参加が出来ない学生の皆さんや沢山の方にご参加頂けるよう今年もリモートでの開催となりました。

記念撮影

その他にも、木育スポーツや木の工作体験などのワークショップを行い、充実したイベントとなりました。

松本哲夫さん追悼

北・東日本エリア 清水忠男

画像:故松本哲夫氏(撮影・澤田聖司氏)
画像:故松本哲夫氏(撮影・澤田聖司氏)

 本年2月1日に松本哲夫さんが93歳で永眠されました。葬儀は個人の遺志とご遺族の意向により2月10日に家族葬にて執り行なわれました。日本室内設計家協会の設立からそれを引き継ぐ日本インテリアデザイナー協会の発展に寄与された剣持勇さんの右腕として剣持勇デザイン研究所を牽引し、剣持さんがお亡くなりになった後は、剣持デザイン研究所と名称変更された事務所の代表取締役社長として巾広い活動を行ってきました。JID会員としても最も古い顔ぶれの一人として、これまた剣持さんの後を埋めるかのような存在であったように思います。

 昨秋、以前JIDの理事長であった故木村戰太郎さんを偲ぶ展覧会が開催されたおり、わざわざ足を御運びくださり、JIDメンバーなどに囲まれてにこやかにすごされておられた様子は、お元気そうで、今も毎日事務所に出社しているよ、とか、コロナ禍のため大好きなスキーに出かけられないとこぼすほどの若々しさ。話し声が少し小さかったのが気になりましたが、ご逝去が食道癌によるものだったと御聞きし、本当はかなり辛かったのではないか、にもかかわらず、安子夫人をかなり前に亡くし一人で暮らしておられたので誰にも身体のことを話すこともできず無理しておられたのでないかなどと、元事務所員の一人であった後輩としては、今頃になって心を痛める次第です。どうぞ安らかにお眠りください。

「故木村戰太郎氏を偲ぶ展」会場にて(画像提供・藤村盛造氏)
画像:「故木村戰太郎氏を偲ぶ展」会場にて(画像提供・藤村盛造氏)

2023.04.13

SNS SHARE

jidnews TOP