開発・書籍
開発:C-CHAIR
この椅子はJID(日本インテリアデザイナー協会)の「からだとこころのケアデザイン委員会」に所属されているデザイナーの方々と共同開発をしたものです。
「からだとこころのケアデザイン委員会」ではデザインや人間工学の視点から空間や家具、プロダクトなど様々なケアデザインを研究、発表されています。
バリューエンジニアリング(Value Engineering)という考え方のもと、価格以上のデザインや機能、使い易さを目指しました。
高齢者だけでなく介助をする側の使い易さも入念に考察、検証しています。
またシンプルながらも細部までデザインされた形状は、医療や介護施設に限らず様々な空間にも美しく溶け込みます。
ご利用者が「家にも欲しい」と思っていただけるような椅子を目指しました。
このC-Chairは展覧会での発表後、製作販売に進みロイヤリティ(販売実績に基づく報酬)がJIDに支払われるまでに至っています。
開発:「C-Chair」改訂版について
JID(日本インテリアデザイナー協会)の「からだとこころのケアデザイン委員会」は、高齢者施設等向けとして10年余り前にデザインしたダイニングチェアの改訂を行いました
「C-Chair」と名付け、新たに販売を担うことになった(株)藤栄が、そのパンフレットを作成しましたので、あわせてご紹介します。
「C-Chair」は、腰かけたり立ち上がる際の助けとなるよう肘掛け前方に握り部分を、後方には杖を安定して立てかけられる加工を行い、介助の助けとなるよう背もたれ上部に手がかりを設け、背面から膝を使って強く押しても坐っている人に伝わらない素材・構造とするなど、巾広い配慮がなされています。施設に限らず、家庭や飲食店などでも便利にお使いいただけるでしょう。
ロイヤリティー(販売実績に基づく報酬)はJIDに支払われます。
「C-Chair」パンフレット
開発:ステッキホルダー
ステッキホルダー開発のきっかけは C-chair が販売され、C-chairを購入された方達より使い勝手を含め様々なご意見・ご要望を頂いたアンケートの中にあった、利用される方が椅子に座った際に手に持っているステッキが邪魔にならず、とりやすく置けないかという声をお聞きしたことです。
現場のスタッフの方達のご要望としては椅子のアーム部分にステッキを引っ掛けるものが出来ないかというものでしたが、検討したところアームの近くにステッキがあると椅子を出したり引いたりする際に邪魔になることから机にホルダーを付ける方向で検討を進めました。
ステッキが机の上に出ると手がステッキに当たりこれもまた邪魔になるため、机の下に取り付けるタイプのホルダーとすることで手を自由に動かせるようにし、ホルダーが脚に当たっても痛くない様ある程度、可動するように工夫しています。
書籍
書籍:シルバー社会のインテリア 研究報告
1990年4月25日(平成2年)
シルバー社会のインテリア研究報告 発刊
JID創立30周年記念事業のひとつとして研究会発足。
計26回の研究会を重ね発刊。
書籍:「Rooms for Care」からだとこころのケアデザイン入門書
2009 年11月19日
「Rooms For Care」 発刊
身体と心のケア入門書
著者:オーレ・アンダーソン Olle Anderson
訳者:吉田紗栄子・小島直子
書籍:ケア情報マップ
健康、ケアをサポートする厳選企業(団体)情報知っておきたいケアの豆知識
2023.11.29
- カテゴリ -> ケアデザイン・研究事業
- エリア -> 北・東日本エリア