追悼文
大野美代子さんを偲んで
北・東日本エリア 川上 玲子
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鮎の瀬大橋 全景 写真撮影:藤塚光政
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横浜ベイブリッジ 空撮全景 写真撮影:藤塚光政
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IFIハンブルグ総会(1983)
左から大野さん、島崎さん、川上さん
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1995年 IFI名古屋会議
JID委員会のパーティー
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1995年 IFI名古屋会議
IFIメンバーと
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「架橋のデザイン」セミナー登壇様子
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JIDセミナー・日本の意匠「温故知新」物語/第5話ー水の話 2013年3月31日 横浜開港記念館に於いて
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2013年10月5日 軽井沢「脇田美術館」庭園にて
脇田美術館主催「木のデザイン」公募展受賞式後
パーティの様子
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昨秋、西宮のぎゃらりーストラッセ
「フィスカルスの工芸作家展」会場にて
右から坂田ルツ子さん、大野美代子さん、
カリ・ヴィルタネン氏、八十、間島さん
突然大野美代子さんの訃報に接し、寂しい気持ちを抑えることができません。
時々、お電話でお話はしていたのですが,このところ気になりながらもその後の様子を伺うお電話を入れていませんでした。
大野さんとの長い間のお付き合いの始まりはJID活動でした。1970年代後半、JIDがIFI加盟に向けて国際活動を開始した頃からです。当時私が渉外委員会担当理事を受け持っていました。その中に国際関係も含まれていましたので委員会活動は大変でしたが大野さんを始め、木村戦太郎さん、中田重克さん、加えて亡くなられた渥美孝道さん、大先輩の坂田種男さんたちと楽しく活動をしていました。誰も愚痴など一切言わずJIDを盛り立てるため、頑張っていたのを思い出します。
そして1980年にJIDが加盟して最初のIFI総会がウイーン、次回のフィンランドとドイツハンブルグには大野さんとご一緒しました。その後の総会にも大野さんは熱心に参加されていました。フィンランドの時はヘルシンキからストックホルムまで一泊の船旅。
私と大野さんは丁度一年違い、一日違いの誕生日ですので一緒にヘルシンキの総会に参加していた私のスウェーデンの友人たちに12時を境にシャンパンで祝ってもらった懐かしい記憶がJIDの国際活動の歴史と共に蘇って来ます。
大野美代子さんと言えばやはり橋のデザインではないでしょうか。一緒にスウェーデン滞在中は既に調べ尽くしたスウェーデンの橋の話で白夜を過ごしたことも、つい最近のことのような気がします。そのうちに一緒に橋を見て回りましょうと話していましたが実現しないうちに、大野さんは旅行中のスウェーデンで倒れて、癌が見つかり逝ってしまわれました。帰国後にゆっくり会って旅行のお話を聞く約束をしていたのですが〜。 心よりご冥福をお祈りいたします。