JIDnews 269

JIDnews は、公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会が発行する機関誌です。


  JID Kids design workshop

あつまれキッズデザイナー
「親子で明かりをデザインしよう2」 

北東日本エリア キッズデザインプロジェクト サブリーダー 萩原多恵子




JID主催のキッズデザインワークショップでは、感性をはぐくむデザインの体験学習として、環境・和のこころやものづくりに触れながら、独創性のあるデザインを考えた作品づくりにチャレンジしています。

平成27年7月19日(日)、20日(月祝)にリビングデザインセンターOZONE6Fパークサイドスクエアーにてワークショップを開催。平成27年7月21日(火)~30日(木)の間、同会場で全作品(47点)作品展が催されました。

2回目となります"あかりのデザイン"は、JIDオリジナルの教材で、日本の伝統である組子のデザインを応用して組み上げ、支柱にワーロン紙(賛助会員のワーロンさまよりご提供)を6面差し込み、それぞれの面に、 子供たちの夢やメッセージを、絵を描いたり、切抜きやマスキングテープ、リボンなどを使用しながらデザインのプロセスを学んでいただきました。







細かなパーツを組んでいく作業で、出だしはわからないコールがあちらこちらで聞かれましたが、1つクリアーすると仕事ははかどり、順調に器具部分の組み立ては終わりました。さて、これからが子供たちが独創的なアイディアでのびのびとデザインして楽しめる時間です。6面一杯に怪獣を描く子、宇宙、たくさんのハート、キャラクター、今一番興味を持っている電車たち、切り抜いて影を楽しんだりLEDの色が変化することを考えてデザインをしてくれたり、2時間でしたが皆さん完成して大満足。出来上がりサイズ:幅30㎝×奥行30㎝×高さ30㎝、手頃な大きさですのでリビングに置きたい、自分のベッドのところに置きたいなどの楽しみな感想を聞かせてくれました。
保護者の方々からも以下のコメントを頂きました。

兄が以前kids design に参加し、妹がずっと参加したいと言っていました。やっと希望をかなえて上げられそうで、ほっとしています。/夏休みの自由研究に/インテリアデザイナーと一緒に出来る企画が、完成度の高い作品ができるかなと思ったため/家では出来ない様な作品を作らせてあげたいと思った/夏休みの自由課題と思い出つくり。/体験型のイベントに参加してみたかったから。/夏休みの課題の一つとしても、発表出来そうだから。

などのご意見がありました。夏休み最初の日・月(祝日)でしたので、開催告知後早々に申し込みがあり最終的にはキャンセル待ちとなる人気でした。展示は10日間いたしましたが、会場は華やかに明かりが点滅して、子供たちの作品が生き生きと映え、今回も子供パワーの気をいただきました。 これからも子供たち向けのワークショップを提案してまいりたいと考えております。


ワークショップ概要