JID中日本エリア学生賞2020

Japan Interior Designers' Association - information

JID中日本エリア学生賞2020 名古屋学芸大学

学校法人中西学園 名古屋学芸大学 メディア造形学部デザイン学科
中島沙梨( Sari Nakashima )さん
「Your Space」
近年、働き方改革によって様々なオフィス空間があります。 その中でコワーキングスペースに着目し、ノマドワーカーに向けての新たなワーキングスペースを提案しました。 「Your Space」はONとOFFが共存する空間になっています。 『家』という存在意義を元に、家の概念を個人的なものとし、一人一人違った空間が創り出されることで”Your Space”に繋がります。
ON空間は、面、壁をなくすことによって開放感ができ、その中で一人一人が見えない壁の空間を創っていきます。 OFF空間は、両サイドに仕切りがあることでプライベート空間ができ、中段の天板を持ち上げることでスマホスタンドや収納の仕組みを設け、天板の内面にカラーを加えてONとOFFを強調しました。 屋外と屋内に設置することでその日の気分によって選べるコミュニティの場でもあるONとOFFの空間。 それはモノとコトが生まれる場でもあります。
評価のポイント:
家を象徴する形のフレームの中に、ONの作業とOFFのくつろぎを機能とした家具を、階段状にまとめて設置した。屋外でも室内でも家形が作り出すく個人の空間を確立することを目指した提案である。

JID中日本エリア学生賞2020 大同大学

大同大学 情報デザイン学科 プロダクトデザイン専攻
大塚哲也( Tetsuya Ootsuka )さん
平松大河( Taiga Hiramatsu )さん
「東濃ヒノキと有機曲線を用いた低座椅子の制作」
日本人の生活スタイルの特徴である靴を脱ぎ、床に座る、「低く暮らすことを快適に」をコンセプトとし、欧米のスタイルも取り入れつつ、モダンな室内空間に合う底座椅子を提案した。
評価のポイント:
岐阜県白川町の東濃ヒノキの特徴である素材の柔らかさを利用し、有機曲線を巧みに取り入れた底座椅子は、他に類を見ない新規性と優しさに溢れている。

JID中日本エリア学生賞2020 名古屋造形大学

学校法人同朋学園 名古屋造形大学 造形学部 造形学科
高原佑莉( Yuri Takahara )さん
「街に放たれた芸術」
新幹線口やバスターミナルがあり、多くの人々が降り立つ名古屋駅西口には今と昔が混雑するディープな街が広がっている。
ドヤ街と呼ばれたこの街には安く宿泊することのできる宿泊施設が今尚残っており、それを取り囲むかのように多くの飲み屋さんと昔ながらの問屋さんが軒を連ね、朝は問屋さんが朝早くから、夜は老若男女で盛り上がる飲み屋街と化する。
同じ場所でも朝と夜とで覗かせる顔が異なり全く別の場所かのような錯覚をさせるとても面白い街が駅西には広がっている。
そんな“名古屋駅裏”とも呼ばれる駅西のディープな世界観を残しつつ今と昔を繋げるような新しいデザインで駅西の街を劇場とホテルを中心とし、“名古屋の芸術の発信となる街”として盛り上げていきたいと考えた。
評価のポイント:
猥雑な駅裏の街を丁寧に調査、スケッチし、そこで発見した街の良さを残しつつ新たな顔へ変化させる情熱的作品。内部空間から建築、ストリートまで、芸術と街を融合させる積極的な新しい提案を評価した。

JJID中日本エリア学生賞2020 愛知工業大学

愛知工業大学 工学部建築学科 建築学専攻
繁野雅哉( Masaya Shigeno )さん
「頼らず頼るまち」-介護保険20年目の介護の形と暮らし方-
介護保険が施行されてから20年が経ち、社会情勢は変化している。
高齢化問題が拡大している日本は、今までの介護制度では介護が成り立たなくなるだろう。
日常的な問題となり意識が薄れていくなかで優先的に解決していく必要があり、多くの人が将来的に対面する問題でもある。
提案として、介護施設や介護保険に頼らない、地域住民や地域資源を頼る地域での介護を構築していく。

JID中日本エリア学生賞2020 金城学院大学

金城学院大学 生活環境学部 環境デザイン学科
牧野芽衣( Mei Makino )さん
「かぶせ茶カフェ販売促進のデザイン提案」
三重県で生産されるかぶせ茶の知名度を上げ、魅力向上と新たな顧客の獲得となる販売促進のためのデザイン。
かぶせ茶カフェでの現地調査から始まり、「おばあちゃんの家に来たような温かみ」を大切にし、周辺環境と調和したデザイン案を提案した。
かぶせ茶カフェのブランドを確立するためのシンボルマークを元に、販売促進のための什器設計やリーフレット作成、パッケージデザインを行った。かぶせ茶の製造のこだわりや価値を視覚化したデザインが行われた。

JJID中日本エリア学生賞2020 愛知淑徳大学

愛知淑徳大学 創造表現学部創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻
河村芽衣( Mei Kawamura )さん
「ミイダス」-人間らしく生きる喜びや楽しみを見出すリノベーション-
在宅復帰に向けて、家に近い感覚で過ごせる1つのまちのような施設
評価のポイント:
介護施設の問題をインテリアから解決すべく検討具現化した力作である。
細かなところに多くの配慮があり、今これからの介護施設のあり方を示唆している。

JID中日本エリア学生賞2020 トライデントデザイン専門学校

学校法人河合塾学園 トライデントデザイン専門学校 総合デザイン学科インテリアデザインコース
金城柊起( Syuuki Kinjyo )さん
「CARAVAN RESTAURANT」 -トラックを使った移動型レストラン-
移動型レストランとなっており、訪れた場所の食材を仕入れた後、全国の様々な場所へと展開します。

評価のポイント:
レストランが閉まるとその地域の食材を仕入れ、別の場所に移動し紹介するリレー形式に面白さを感じ、評価しました。

JID中日本エリア学生賞2020  椙山女学園大学 

椙山女学園大学 生活環境デザイン学科
日下部愛実( Manami Kusakabe )さん
「内と外と繋がり」 -子供と自然の関わり-
日本の伝統的な住宅のカタチである内と外の繋がりをテーマに、子供が日常的に自然と触れ合うことの出来る施設を設計しました。 その背景には、近年子供が自然に触れ合う機会が少なくなってきたことが挙げられます。 自然的・空間的・社会的・五感的繋がりを取り入れた建築で自然と繋がりをもつことで、子供たちの感性を磨くことを狙いとしています。 ピロティや縁側などの半屋外空間が、その役割を果たしています。
評価のポイント:
河川脇にある水系の自然環境を計画地に隣接させ、子供たちに水辺の植物、生き物と触れ合える屋外環境を創設し、室内、屋外環境での連続・一体化した五感的、身体的学習・体感環境を評価しました。

2021.02.15

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