5月27日(土)HDC神戸に於いて、「SUSTAINABILITY、DESIGN&BEAUTY」をテーマに開催致しました。
第1部 10:35~12:20 USD-O(関西デザイン団体連合)デザインレクチャー
- 平野湟太郎(SDA)「デザイン界の持続性、貢献活動の紹介」
- 東京池袋での、街中全部デザインイベントの紹介。
- USD-O万博委員会で、大阪の街を子供達の絵のバナーで飾ろうの企画・展開を紹介。
- 斎藤俊二(JCD)「商空間デザインのこれからの持続性」
- WOOD SPRING:ショッピングセンター内に子供の遊び場を創り、集客と持続性をもたらした。遊ぶ事&片付けるを躾ける。(広島)
- 天王寺MIO:駅ビルの歩道・通路にカフェやフードカ―を設置、街と商業を繋げる。変化することでサスティナビリティを確保。
- 大森あき子(DSA)「日本空間デザイン賞に見るサスティナブル」
- DSAとJCDで主宰する「日本空間デザイン賞」は昨年より「サスティナブル賞」新設した。その受賞作が「上勝ゼロ・ウェイストセンター」。廃材を活用の商業施設。商品もゴミゼロをモットーにリサイクルで作られる。(徳島)
- 藤田美術館:旧藤田科傳三郎住宅の蔵や建材・部材を活用・リニューアル。(大阪・桜ノ宮)
- 小宮容一(JID)「SDGs & JID-AWARD & 美学」
- JIDではSDGsの17目標。#12:つくる責任。#4:質の高い教育をみんなに。#11:住み続けられる 街づくり。#15:陸の豊かさを守ろう。#14:海の豊かさを守ろう。の5目標をデザイナーの目標とした。
- 2021,2022年のJID-AWARDから、サスティナビリティの高い7作品を紹介した。
- インテリアの美学に、享受の美学と創作の美学ある事を解説。
- 中村孝之(JASISK・JIPAK)「インテリアにおけるサスティナブルな思考」
- わが国では古来から住宅は、身近な里山から取れる、木材、土などから作られた、サスティナブルな思考・・・使った分を植林する。
- 住宅は、耐久性・メンテナンス性に加え、恒久性・柔軟性が必要で、且つ心地良いサスティナビリティを生む。
- インテリアにおける、木比率には、心地良いバランスが必要。
詳しくは、Youtubeをご覧下さい。 https://youtu.be/ik1HdV7mqHw
第2部 「VR体験Work Shop」12:20~12:40
・田辺和子 メガソフト株式会社 広報室
「次世代のインテリアプランニング手法」
このソフトは建築現場でおこる、仕上がりとプランのイメージの違いを解消するために考えられたソフトである。これまでの3DCGは空間の高さや広さのイメージが伝わりにくく、またコストも時間もかかっていたがVRを活用することにより、自分で考えたインテリアプランがイメージ通りにできているかを自分で確認出来ることができるようになった。またイメージがことなればその場で修正もできるこれから活用出来るソフトである。VRのデモも取入れながらの説明。
第4部 「教員・研究者・クリエーター デザインレクチャー」14:40~16:25
*6名の方よりリアルとオンラインでの発表となりました。
・田中 栄治 神戸女子大学 家政学部家政学科 教授
「住宅における建築・庭園・工芸の連繋」
緑を取入れたレストランや住宅の事例の紹介、大正、昭和初期に行われていた生活改善運動(住宅の改良と庭園の改造)、田中先生が活動されている茅葺き民家の保全・活用についてなどSDGsに繋がるお話しをされました。
・安齋 哲 九州産業大学 芸術学部生活環境デザイン学科 空間演出デザイン専攻 教授
「発想から制作、展示まで 空間演出デザイン専攻での学生の学び」
デザイナーやクリエイター育成のために行っている数多くの企画やイベントの事例を紹介。
・冨田 恵子 (公社)日本インテリアデザイナー協会理事、IDMエシカルなインテリア研究会代表
「エシカルなインテリアの実践」
エシカルなインテリアを実現するためには「どこで」「だれが」「なにから」「どのように」つくられたものなのかを知ること、知って、考えて、行動するという考えが浸透することが目的で、川上と呼ばれるインテリアメーカー、川下である消費者の間に立ち活動している。
綿花栽培による汚染、働く人の健康被害、児童労働の実態がないことを証明する国際認証マーク、ダウンやウールの原料の調達に際し非人道的な行為を行っていないことを証明するマークの紹介などエシカルな視点に立ったインテリアについてわかりやすくお話いただきました。
2024.11.16
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