The Japan Interior Architects / Designer's Association
Monthly Report
No.260 Apr, May, Jun, 2013
 

□7月14日(日)11:00~18:30

会場:KIITOデザイン・クリエイティブセンター神戸

 

7/9〜7/14 作品展示「新・暮らしデザイン」

これからの私たちのインテリア、住まい、暮らしを考える「新・暮らしデサイン」をテーマに作品展示。


<リサイクルとテクノロジー>

牛乳パック再生紙を使った椅子、水草で編んだソファ等11点を展示。

出展協力:T-LIFE DESIGN、ENTER PAPER

 

<シニアライフとテクノロジー>

高齢化社会を考える、シニアにやさしい椅子、車いす、介護用ロボット等13点を展示。

出展協力:株式会社アイデック、株式会社キタニ、奈良デザイン協会、マッスル株式会社、三菱重工業株式会社、株式会社ムーブ、株式会社木馬舎

 

<Hanami, Design Soil, 減災Design>

神戸芸術工科大学デザイン学科の学生による作品30点あまりを展示。

 

7/14 11:00〜13:30  Design for an Aging Society

デザイントークwith IFIボードメンバー

IFIボードメンバーによる、自国のシニアライフの現状と今後の対策などについて、ビジュアルプレゼンテーションとトークセッションを行いました。

  1. Iria Dunbarイギリス:痴呆など高齢者のケアに対するヘルスサービスが進む一方で終末期は自宅で過ごしたいと[Smart Home Technology]がポピュラーになっている。

  2. Hyunie Cho 韓国:シニアハウスの様々な住宅の平面プランを紹介。シニアホスピタルデザインは医療だけでなく、家族に頼らず生活を楽しみながら自立を目指しています。

  3. 下記の3項目を各国ボードメンバーによりトーク


Q1:高齢者に対し各国の政策は?

  1. 人々は自宅で過ごすことを重視している(カナダ)。

  2. 歳を取る事を前向きに考え、人間の尊厳を尊重。高齢者は自立した生活を望んでいる(アメリカ)

  3. 公共スペースやアクセスのデザインなど、公共設備の充実を行っている(オーストラリア)


Q2:高齢者の居住空間について、国による基準はありますか?

  1. 特になくワンルームなどもある(カナダ)

  2. 高齢者用の住宅を建てている(香港)

  3. 年齢や身体の状態で差をつけることはなく、インテリアなど住人の意向重視(アメリカ)


Q3:それぞれ家族とのコミュニケーションの状況について

  1. 比較的近くに住んでいる、車で(オーストラリア)

  2. 歩いて(香港)

  3. 川向へフェリーで(カナダ)

  4. いろんな国に住んでいる(アメリカ)

  5. 父83歳で現役、母は昼間退屈です(ナイジェリア)


小野:全ての人々が心地よく暮らせる仕組みを考える必要がある。8カ国のデザイン関係者が一同に集まり、各国の事情や考えを話し合えたことは大変有意義な機会でした。

 

 


7/14 14:30〜15:00 インテリア宣言承認式

IFIインテリア宣言は2011年2月N.Y.IにおけるIFI国際シンポジウムで30ヵ国100名余りの参加者によって作成されたものです。

インテリア宣言は自治体においての承認式からなるもので、広く社会に訴える内容のものとなっています。

ニューヨーク市を始め世界の7つの都市でも承認され、今回の神戸市の承認式は日本ではじめてとなり、「デザイン都市」神戸をさらに大きく世界へ発進する事となりました。

神戸市矢田市長とIFI理事長Shashi Caanにより調印が行われました。

 

主催者挨拶 喜多俊之 JID理事長
 
 
歓迎の挨拶 矢田立郎 神戸市長

KIITOをデザイン都市の拠点として、創造や豊かさを発信したい。国際会議の開催に感謝しています。 

 

お礼の挨拶 Shashi Caan  IFI 理事長

世界の多くのIFIメンバーが集う事は意義深い。今回神戸でのIFI国際フォーラム開催に感謝しています。 

 
 
 

7/14 15:00〜16:00 Opening addresses「新・暮らしデザイン」

JID理事長 喜多俊之

  1. 神戸の文化。フランスに移築した古民家。篠山古民家再生。

  2. カーボンファイバーで作る能舞台(世界中へ輸送できる)

  3. シニアの介護用運送器具 介護ロボット(思いやりの心が大切)

  4. ヒヤシンスを使った椅子、和紙の照明器具の紹介。

今、世の中が求めている、これからの暮らしに必要なキーワードで詰まった。デザインの紹介でした。

7/14 16:30〜18:00  ゲストスピーチ「デザインの力」

   森田恭通 GLAMOROUS co.,ltd.

講演のキーワード
   デザインのボーダーが海外においても無くなった

Business+design

  1. エンドユーザーに見て、歩いてもらう、関心を持ってもらう事が大切

  2. インパクト、心に残るきっかけ、振り向いてもらう事が大切

  3. リピーターになってもらう為に喜んでもらえるように考える

  4. デザインが人を呼びビジネスを成功へと導く

  5. 京福電鉄嵐山駅の改修:電車を降りると京都へ来たと実感できる

  6. 伊勢丹新宿店:デパートには面白くないから行かない。イギリスのハロッズにはワクワク感がある

その他 錫を使ったインテリア、ホテルの改装で一番部屋数の多い部屋を良くしたなどを紹介。

  1. リピーターの出来る空間

  2. 自分たちが行きたい店を作ろう

  3. デザインを通してデメリットからメリットを生み出す

  4. デザインを日常へ

 


7/14   18:30〜20:00   Welcome reception&Party

KIITOの広いホールの一角をパーティ会場として、JID関西の女性会員によるパーティ・コーディネイトや京和傘 日吉屋の協力で会場の演出を行いました。

また(株)ROCK FIELD(協賛)提供による神戸ビーフやオシャレな料理が沢山並びパーティが始まる前から期待が膨らむ会場。

パーティは、IFI理事長:Shashi Caan、JID理事長:喜多俊之、JDP理事長:飯塚和憲、(株)ロック・フィールド社長:岩田弘三、神戸市統括監:齊木崇人、各氏の順にご挨拶を頂き乾杯の後は、ワイン片手に参加者一同会議の余韻に浸りながら大満足のパーティでした。

 

 

*今回はJID西日本エリアの若手会員が運営の中核となって会議通訳から滞在時のホスピタリティと積極的に参加、各国理事からも感謝の声が聞かれ成功の内に会議の全てが終わりました。

 
フォーラム神戸
西日本エリア 鬼田 勲・来海 素存・八十 常充
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