□7月15日(月祝)
「実は日本を訪れるのは今回が初めて」というIFIゲストメンバーが半数以上。
そこで我々はIFIゲストに様々な日本の生活文化に触れて見識を広めて頂きながら、JIDメンバーとより身近に親交を深めるバスツアーを企画しました。
□まずは早朝の「そごう神戸店」デパ地下見学から
そごう神戸店社員の皆様による丁重なお出迎えの中ゲストの到着。3グループに分かれ、食品売り場の鮮魚、漬け物、肉、日本酒、惣菜、洋菓子など神戸の特産品を中心に見学。
「食品売り場」を見ればその土地の生活水準や文化を直に感じられるのは万国共通。
ゲストたちはデザイナーらしい観察眼でカラフルな食品やパッケージに興味津々でした。
「そごう神戸店」からお土産にふろしきを頂き、VIP待遇の丁寧な心遣いでした。
□次にバスは兵庫県丹波篠山市の篠山城跡を中心とした城下町に到着。
古い家並みを計画的にショップやギャラリーにリノベーションし観光開発の成功例としても注目されている。
昼食は茅葺き屋根の「いわや」ですき焼きをいただきました。田舎風の家屋で、囲炉裏の炭火から立ち上る煙が竹で組まれた高い天井へと抜ける先人の暮らしの知恵。
夏の「すき焼き」に思い切り汗をかき、田畑を渡ってくる心地よい風に吹かれる。そんな野手溢れるひと時を堪能しました。
□続いて古民家をリノベーションした「篠山ギャラリーKITA'S」へ。
喜多俊之理事長が40年に渡って取り組んできた伝統産業を支える職人たちとのコラボレーションしたプロダクツの発表の場となっている。
新旧の美が調和したインテリア空間にゲスト達は感激し盛り上がりました。
□篠山から一時間弱で京都へ。御所に程近い純日本建築の邸宅「弘道館」に到着。
障子が開き”どうぞお庭へ“と草履が差し出され、打ち水され青々と輝く苔の庭園の飛び石を歩む。灯りを消しほの暗い茶室に通され点前、薄茶を味わう静寂の時間です。
茶道とは茶室や庭の空間、茶道具を選び鑑賞する美術工芸、和菓子などの食、客人を気持ちよくもてなす点前の融合、客と主人が作り出す一期一会は「creativity」と解説して頂く。
□「DESIGN TOUR DAY」最後のメニューはユネスコ無形文化遺産「祇園祭」の宵宵山へ。
縁結びの「保昌山」と山鉾巡行の先頭を受け持つ「長刀鉾」を見学後は、日本酒のお店「たかはし」で乾杯し、楽しく盛りだくさんの日本の文化体験の一日を締めました。
このツアーも、バスの運転手以外はすべてIFIゲストとJIDの会員アテンダーによって結成、遂行された事を特筆します。
Copyright © 公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会 All Rights Reserved.
発行:公益社団法人日本インテリアデザイナー協会
〒163-1008 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー8F
Tel. 03-5322-6560 / Fax. 03-5322-6559
発行人:喜多 俊之