IFI主催のアワードにて、隈 研吾氏に「IFI PRIZE」を贈呈

Japan Interior Designers' Association - information

公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(JID)と公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)は、両会が加盟する「International Federation of Interior Architects/Designers(国際インテリアアーキテクト/デザイナー団体連合、本部:アメリカ・ニューヨーク、略称:IFI)」主催の、優れたインテリア・建築デザインを顕彰するアワード「IFI Global Awards Program (IFI GAP)」の中で、特に顕著な国際貢献をした個人または団体に授与される賞「IFI PRIZE」が建築家の隈研吾氏に贈呈され、その贈賞式と祝賀会が11月25日に開催されましたことをご報告いたします。

<「IFI PRIZE」贈賞式・祝賀会>
開催日:2024年11月25日(月)
開催場所:公益財団法人日本デザイン振興会、国際文化会館
贈賞式協賛:株式会社川島織物セルコン、シービーアールイー株式会社、MillerKnoll,Inc.、株式会社ワーロン、有限会社ヴォイド

<隈研吾氏の受賞理由>
隈氏のアプローチは従来の枠を超え、建築環境を自然や文化的環境と調和させ、私たちの生活における空間の役割を再構築するものである。木、竹、石などの素材を繊細に使用することで、空間を自然界とつながる環境としており、また日本の伝統的な職人技と現代を結びつけ、持続可能で文化的に意義のある場所を創造している。彼の作品は、建築環境がいかに革新性、持続可能性、文化的深みのバランスをとることができるかを示す模範的なモデルとなっている。

©Designhouse

<隈研吾氏プロフィール> 
1954年生まれ。1990年隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、
現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の
新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『隈研吾 オノマトペ 建築 接地性』(エクスナレッジ)、『日本の建築』(岩波新書)、『全仕事』(大和書房)、『点・線・面』(岩波書店)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。

                                                         

<IFI PRIZEについて>
世界レベルで優れたインテリア・建築デザインに授与する最高の栄誉とされる賞。卓越した功績、プロフェッショナルな仕事の質の高さ、先見的なリーダーシップ、デザインを通じての人類への貢献、インテリアデザインや建築に携わるプロフェッショナルの地位を向上させ、刺激を与える存在であることが基準となる。2年に1回の開催で、候補者はIFIの会員および関係者からノミネートされ、「IFI PRIZE」の審査委員会により決定される。
<過去のIFI PRIZE受賞者>
・2022年
Patricia Urquiola (スペイン/イタリア) Studio Urquiola 創設者・オーナー
・2020年
Arthur Gensler(アメリカ) 建築家

<IFIについて>
International Federation of Interior Architects/Designers(国際インテリアアーキテクト/デザイナー団体連合、略称IFI)は、世界のインテリア・建築関係者が知見を交換しながら、デザインの価値と重要性を広く社会に伝え、常に変わり続ける世界においてデザインで暮らしを豊かにしていくことを目指している国際団体。30の国・地域から120のデザイン団体、教育機関、企業等が加盟しており、日本からは日本インテリアデザイナー協会、日本デザイン振興会が加盟している。
https://ifiworld.org/

2024.12.16

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