JIDが後援をいたしました東日本大震災チャリティー・イベント『九州発北欧展2013』は、10月13日栃木会場から始まり、11月23日〜12月8日東京(CASE gallery)、12月14日〜12月23日福岡会場にて全てのスケジュールが終了いたしました。東京会場でのイベントは当エリアのJIDチーム北欧メンバーがボランティアでトークショーやワークショップへ協力をいたしました。今回の北欧展でさまざまな北欧の魅力をお伝たえし、北欧が持つ豊かさを通じて、これからの日本における「豊かさのあり方」をご参加した皆様が考えるきっかけに少しでもなれたら大変嬉しく思います。
東京会場の常設写真展・フォトグラファー小柴尊昭さんの「フィンランドの幸せの肖像」に足をお運びくださった皆様はイベントを含め約500人、「あなたにとっての幸せとは?」の問いかけに多くのかたが思いを書き会場内壁に残してくださいました。
東京会場イベント参加者は286人。JIDチーム北欧が企画担当をしました4イベント参加者は96名(11月29日デザインセミナー33名、11月30日ワークショップ6名、11月30日One Night Nordic Bar36名、12月1日ワークショップ10組 )4イベントで約11万円の義援金が集まりました。皆様ありがとうございました。
2014年1月には主催者の九州産業大学で総集計された後、義援金を被災地へお届けいたします。
イベント1
【Next designのヒントを感じ取る JIDデザインセミナー 11月29日(金)18:00〜20:15/母と娘で語る「スウェーデン・暮らしのデザイン」講師:川上玲子さん、ゲスト:川上麻衣子さん JID:池田和修、井出昭子、中野公力、三野博昭】
■今回のセミナーには、お二人に御登壇いただきました。
第一部は、スウェーデン国立美術工芸デザイン大学留学、現在もストックホルムにアトリエを持つデザイナーの川上玲子さん(JID理事)を講師に『豊な暮らしを考えるスウェーデン・デザイン』と題し、スウェーデンの暮らしデザインについて興味深いお話が盛りだくさん!北欧諸国の洗練された建築、デザイン、プロダクト、教育や福祉等の社会システム、そして高い国民の幸福度など、様々な課題を持つ今の日本が、学ぶべき点が多くあると感じたセミナーとなりました。ご参加の皆様は、その豊かさを通して、日本における豊かさのあり方、これからの暮らしのデザインのあり方を考えるきっかけとなったのでは、と思います。スウェーデンでは白と黒が好きな人が多い!ストライプが好き!日本では余り知られていない話題なども、楽しく聴きくことができました。
イベント2
【Workshop 11月30日(土)10:30~16:00『ミニチュア・北欧の名作椅子をつくろう』ハンス・ウェグナーのElbow Chair 講師:石川尚 補助講師:日方一城】
■インテリアデザインの布教のつもりで開催したワークショップ。
実物と全く同じ素材・作り・仕上を正確に1/6で創るミニチュア椅子。原寸図面作成から治具・部品製作の下準備に3ヶ月近く、本格的電動工具を搬入して大変でしたが、そんな思いは参加者の熱意で吹っ飛びました。
いやぁ〜、正直驚かされました!・・・何故かって?
大の大人が、普通の主婦達が午前から夕方迄の6時間、「ミニチュア椅子作り」にハマっりっぱなしなんですから。いえ、別にプレッシャーをかけたわけでもなく、優しくやさしく指導したつもりですが、ね。
当日では未完の為、参加者の声に応え、来年1/11にWorkShopパート2を開催予定でまだまだ続きます。ケースギャラリーの湯川さん、坂元さん、アシストの日方さん、次回もヨロシクお願いします! (記事:石川 尚)
つくり進むうちに、笑顔が、会話が…楽しみながらの模型づくり、講師二人も思わずにっこり!この会に参加して良かった…の、瞬間でした。 (記事:日方一城)
Photo by Takaaki Koshiba
Photo by Takaaki Koshiba
イベント3
【BAR+LIVE 11月30日(土)18:00~23:00『one night Nordic Bar』ゲスト店長:井出昭子さん、三戸美代子さん 演奏:山本信比古さん JID: 池田和修、尾崎めぐみ、小林雄二、日方一城】
■スウエーデン家庭料理のヤンソンさんの誘惑(ポテトグラタン料理)、前日から仕込んだミートボール、キャロットサラダとスウエーデン直伝レシピによりギャラリーのキッチンで手づくり。特注ライ麦パン、美味しいワインとチーズにノスタルジーな横浜を歌うフィンガーピッキングブルースマンNOBUさんによるライブ2ステージ。ビンテージワインのチャリティーも完売。キッチンに入ったシェフ役5名、バーテンダー役2名、即席ソムリエ1名、ホールおもてなし係2名、シンガー1名、そしてお客様。ひと晩だけ会場がNordic Barに!!なんとも楽しいイベントでした。(記事:井出昭子)
■素敵な写真とギターと歌、そして美味しいお料理&ワイン!お客様達の楽しい会話が始まるのもワインのおかわりも思ったより速く始まり、シェフ達、バーテンダー達も大忙し。それも楽しみながらの奮闘ぶり!またまた、この北欧展に参加して良かった…の瞬間でした。参加して下さったお客様、素敵なケースギャラリーの皆様、JIDはじめ裏方スタッフの皆様、本当にありがとうございました。30日は朝から夜まで、楽しみました! (記事:日方一城)
Photo by Takaaki Koshiba
Photo by Takaaki Koshiba
イベント4
【Workshop 12月1日(日)13:00~15:00『つくろう!クリスマスカレンダー!』
講師:アンナ・前田さん JID:小野上勝志、尾崎めぐみ、小林雄二、堀容子、長池悠佳(学生)】
■「アドベントカレンダー作り」をCASE gallery(渋谷区)にて、講師にフィンランド出身の前田アンナ・クリスティーナ氏を迎えJIDが協力。10組の家族と共に開催されました。北欧ではおなじみのアドベントカレンダーを、オリジナルのデザインにて親子で作成。クリスマスを家族で楽しく迎える北欧の生活の一部をカレンダー作りで体験しました。最後に作品をお互い発表し、ジンジャークッキーでティータイム。親子の微笑ましい早めのクリスマスパーティでした。
*アドベントカレンダー(Advent calendar)は、クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーで、アドベント(待降節)の期間に窓を毎日ひとつずつ開けていくカレンダー。すべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えたことになります。(記事:小野上勝志)
■親子で作るワークショップ「アドベントカレンダーつくり」はチャリティーを目的に
していましたので、できるだけ材料を節約した中での素材探しと、作成完成までの
シュミレーションや当日のHELPに参加させて頂きました。子供たちの生き生きと
素材選ぶ姿や、色や形をなしていく過程には一緒に参加した保護者様も少し前のめり
になるほど!とても有意義な時間を共有できたこと、今後の活動にもたくさんヒント
がありました。皆様ありがとうございました。 (記事:尾崎めぐみ)
■講師を務めて下さったアンナさんからフィンランドのクリスマスの過ごし方も伺え、また子供たちの豊かな発想に触れる事ができ有意義な一日となりました。日々の生活を豊かに彩るテクニックを紹介する活動を、これからも続けていけたら良いと思います! (記事:堀容子)
■10月23日のフィンランド大使館打ち合せをかわきりに、11月29日のデザインセミナー、30日のノルディックバー、12月1日のアドベントカレンダーつくりと忙しい日々でしたが大変有意義で充実した日々でした、関係者の皆様ご苦労さまでした。 (記事:小林雄二)
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