中日本エリア 新 国昭
10月5日(土)14時から、会場は鋳物や漆器など「ものづくり」に専念してきた伝統工芸都市の富山大学高岡キャンパスにて開催しました。
長年、伝統工芸のデザインに取り組んで居られる喜多俊之氏の「魂を込めたものづくり」のビデオで始まりました。
・和紙、吉野川、長良川など水の美しい川で楮のあく抜き作業の写真、1000年続く紙すきの作業の場面。
20年以上も前から「TAKO」「PAO」などこだわりの和紙を使った照明のデザイン。
・有田焼「HANA」シリーズ、世界に通用する有田の白にこだわった、ボーンチャイナとも違う、日本の陶器の青白い白とも違う、洋食に合う白い食器、美しいフォルムと白。
・輪島の漆器 長い時間をかけ職人の魂をかけて作られた器。
心の中に残るもの、精神に触れるもの。エコ文化の基本・・自然を大事にいつまでも使い続けること最高のエコ。
伝統産業に関して40年以上前から取り組んでいる、当時は「保存」・・・現在は「消滅」どうしようか?
「もてなし」、家に人を呼んでもてなす、人と人とのコミュニケーションは非常に大事だということ。
中国、香港、シンガポール、韓国などデザイン政策を掲げ、デザインは資源であるとの考えで国家事業として取り組んでいる諸外国は日常の暮らしが発達してきた、週末になると友人を招いてパーティを行う、そんな暮らしが始まっているアジアの都市。
昨年、大阪で行われた住まいと暮らしのリノベーション国際見本市「LIVING&DESIGN 2012」にて発表の80㎡ マンションリノベーション「リノベッタ」から。
家の中心にキッチン・ダイニングを設け間仕切りの無い暮らしの変化に対応した住まい。たとえば団塊の世代、子供が独立して2人だけの住まい「友人を招いてパーティ」「家族の集い」「季節のしつらえ」ステキなKURASHIが実現する住まいを提案した。
日本の暮らしを変えていかなければならないという熱い思いを語っていただきました。
また、以前の会員の方が再度JIDに入会していただけるとの返事をいただき大変うれしかった。
富山がまたにぎやかになる!万歳三唱で幕を閉じました。
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発行人:喜多 俊之