「協会での出会い、そして別れ」
私が協会での支部長に推挙された年にある出会いがあった、あまりにもメジャーな名前のデザイナーに会うことになるその方が喜多俊之さんであり、短い時間の交流であったが仕事の話よりカンツオーネのカラオケを聞くことで終わってしまったが、翌年には大阪会議の流れでのJID関西の方々と共に大いに盛り上がり、関東の井出さんを含めた2~3名のグループが残る中、私が新幹線に乗り遅れてしまう事を聞かれた喜多さんが早々にホテルを予約して頂き、その予約されたホテルの近くで喜多さんのデザインプロデュースされた和食店で深夜までお話する機会があり、世界に名を知られるデザイナーの心遣いと気遣いを感じる事ができ、その後のあらゆる場面でも変わらぬスタンスは私の貴重な出会いの中でも長く心に残るものであろう。
平成23年から24年は関東・関西・九州まで多くの会員に出会い、様々な事業を通じて多くの交流を行い、いろいろな分野や領域で活躍される会員の多様さに驚かされながらも
地方の会員が協会を通じた出会いであるが、多くの会員に感謝したいと思う。
中部事業支部から中日本エリアと呼称は変わっても地方の会員の仲間は、多くの事業を進める過程では限られた人数と予算でやりくりをする中で、衝突もあったり支えあったりする事が仲間意識を強め、事業の成功にはお互いの健闘を讃え合うような会員同士の繋がりは、私にとっての大きな出会いであった、中部の会員全ての人に感謝したい。
そして、平成25年には別れがあった。
現役の会員でありながら数年の闘病の後、志し半ばにして病魔に倒れ永眠された原田朱美さん、中部の中でも数少ない女性会員であり、多くの総務的仕事をこなしながら支部運営に携わり、私も衝突した記憶があるので今更ながらに申し訳がない気持ちである。
芯の強い女性であった事は誰もが認める事であろうと思われる。
人生の中で、出会いや別れは数多くありながらも、協会の支部長(エリア長)職を経て
あらためて貴重な経験ができた事を多くの会員の皆様に感謝したい。
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