イタリア人の生活が日常的にホームパーティを開いて友人を招き、暮らしをエンジョイしている様子は大変魅力的であった。
これらはインテリア雑誌などメディアの存在が大きな役割を果たしていることやミラノサローネを中心に家具メーカーのデザインを経営の軸とした考え方が受け入れられて世界をリードする現在の状況を作り上げた。
また、インテリアと暮らしのハウツー雑誌などに影響された主婦たちが素敵なインテリアを楽しむようになってセンスアップされ、自分の思い、豊かさ、そして生き方そのものが詰まった家をつくり、人を呼べるようなサロンを持ちインテリアを自慢する。このような暮らしこそが心の豊かさの象徴であると再認識する。
納戸化している日本の暮らしの環境は何故改善されないのだろうか?・・・
中国や韓国、シンガポールなどアジア諸国の暮らしが大きく改善されている。
みなさんにも是非一読をお奨めします。
推薦者:八十 常充
「喜多俊之 デザインの探険1969- 僕がイタリアへ行った理由」
喜多俊之 著
出版/株式会社 学芸出版社
四六判・192頁・定価 1800円+税
ISBN978-4-7615-1313-9
Copyright © 公益社団法人 日本インテリアデザイナー協会 All Rights Reserved.
発行:公益社団法人日本インテリアデザイナー協会
〒163-1008 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー8F
Tel. 03-5322-6560 / Fax. 03-5322-6559
発行人:喜多 俊之