The Japan Interior Designers Association
Monthly Report
No.258   Oct, Nov, Dec, 2012
 
昨年に引き続き、「北欧展」を九州産業大学主催とJIDの共催で、10月26日~11月4日までBivi福岡をメイン会場に開催されました。

~東日本大震災チャリティイベント~九州発「北欧展2012」は、10月26日の北欧展実行委員長九州産業大学工学部、住居・インテリア設計学科の小泉隆教授の講演を皮切りに多数のトークショーや1F・3F・6Fを会場に北欧をテーマにしたコンサートやアクセサリー、照明器具づくり等のワークショップが行われました。

北欧の名椅子に座れる展・フィンランドのコーヒーの飲み比べができるサロンスペースなど、北欧の食品・雑貨・書籍の販売コーナーなど盛りだくさんな企画でした。


 
さて、その中でJID南日本エリアでは11月3日に、島崎信先生による講演会「北欧の家具そのデザインと背景について」を行いました。
山永会員・佐藤会員
 

第二次世界大戦、終戦後にピークを迎える北欧デザイン。その真只中の1958年に日本政府からの派遣で日本人初のデンマーク王立芸術アカデミー建築家に留学されました。
島崎先生
 

北欧デザイン黄金時代のパイオニアのデザイナーとの個人的な交流を交え、そこに至る

北欧の時代背景について裏話を交えながら大変興味深く、多岐にわたるお話に会場全体が時間を忘れて聞き入っていました。


講演会の後、会員山永耕平、佐藤栄次、司会菅原聖子による座談会を行い、両会員からの多彩な質問で盛り上がり、司会はスタートと最後の時間調整だけの役目となるほどでした。


講演・座談会を通して貴重な内容の中で私が特に印象に残ったのは2点。

日本人の物づくりに対する感覚は極端で「ハンドメイド」なのか「マシンメイド」なのかとよく言われる。しかし、物づくりとはマシンも自分流に工夫して使いこなして、大事なのは「ハートメイド」なのだと。

次に、「デザインする」とはどういう人にどう使われるのかを考えなければならない。

そして、生産者・売る人の生活がかかっていることを忘れてはならない。デザインにアートの要素は必要だがアートではない。この2点が私の記憶に鮮明に刻まれました。


尚、このイベントには延べ1,000人以上の方々が参加され、チャリティー義援金が約 750,000円にのぼり、日本赤十字社を通じ被災地へ送ることができた旨ご報告をいただきました。



 

 
『北欧展2012』
南日本エリア 菅原 聖子
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